少女漫画を読んでいたら違和感に目覚めた話
それは高校一年生のことだった。中高一貫の男子校に通っていた私は外界から隔離された状況の生活を送っていた。簡単に言えば、寝ても覚めてもお母さんしか近くに女性はいない生活である。その特殊な環境が作用したのか、なんの性的興味も覚えぬまま、石器の使い方を学んだばかりの原人のような奔放さで中学生活をやり過ごした。つまり、なんか体と頭を動かしていたら終わっていたのである。
しかし、そこは思春期というもの。相当遅かったが私にも高校一年生にして発情の感覚が呼び覚まされる運びとなり、ほとばし