自分の色を見つける
「君の好きなことはなんですか?」
就職活動やアルバイトの面接で何度も聞かれる質問だ。
ただいつも私はこの質問の答えに窮してしまう。
「え、好きってなんだっけ?」「これは趣味とは違うのか?」...etc
そんなこと考えながら、最後には困った顔で
「えーっと、読書ですかね」
と答える。
ただ近い未来、この手の質問に対して自分なりの答えを持っていることが今以上に大切になる気がする。
もう何度も消費された言葉を使うとすると、これからは「個の時代」になる。「国家の時代」から「企業の時代」が来て、それも終わり「個人」という最小単位で生きていくことが主流となる時代が来る(というより既に来ている)
私はそんなある種シビアな世界で生きていくために「自分の色を見つけること」が必要だと思っている。
いわゆる個の時代、フリーランスの時代が到来するとき、そこで生活をするためには「目立つこと」が求められる。「あぁ〇〇といえば、あいつだよね」という状態にすること。俗に言う「タグ(肩書き)」なのかもしれない。
ただ、だからといって「じゃあ目標とするタグを決めて、活動しよう」というのは少し違う気がしている。というのも、そうすると往々にして最近のトレンドの職業や領域(例えば最近だと「データサイエンティスト」や「人工知能」など)のタグを身につけようとして、結局自分に合わずに辞めてしまうことが起こるからだ。
そうならないために「自分の特性」を知ることが重要になる。
「自分は何が好きなのか」「どんな趣味を持っているのか」「好きなタイプは」「逆に苦手なタイプは」「内向的か外向的か」「行動的か思考的か」...etc
これらの質問を通して、自分なりの色、「自分っぽさ」を知り、今後どんな生き方が幸せか、そしてその途中でどんなタグを身につけるのか分かってくる。
だからあくまでタグは途中の指標でしかないのかもしれない。
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