年金受給のタイミングと健康寿命の考察
早いもので今月で61歳を迎えます。
昨年、還暦を迎え定年退職&再雇用契約からもう1年が経過です。
時間の経過は、加齢と共に早くなりますね。
さて、そんな自身の年齢からなのか最近は年金関連の記事が良く目に留まります。
現時点では公的年金の受給は、65歳からが基本だけど...
繰り上げをヨシとする人も居れば、繰り下げをヨシとする人も居ます。
繰り上げ受給や65歳からの受給をヨシとする人の意見としては、平均寿命よりも健康寿命を気にしている人が多い様だ。
日本人の平均寿命は
男性81.41歳、女性87.45歳
それに対し、健康寿命は、
男性72.68歳、女性75.38歳
両者には、だいたい9年ほどの差があります。
公的年金繰り上げ受給&65歳受給をヨシとする人は...
寝たきりになってから年金を貰っても仕方がない、健康なうちに年金を貰って使わないと意味がないという考えの様です。
此処で気になるのが、健康寿命を気にしている方々が健康寿命の定義を知っているのかという事。
「寝たきりになってから年金を貰っても仕方がない」という発言から、
健康寿命を迎えると ”寝たきり” になると考えている 気がします。
それでは、健康寿命の定義とは何か?
ネット検索すると、以下が表示されます。
健康寿命とは、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと
これだけだと、良く判らないよね。
日常生活が制限される事なく生活できるってどういう状態?
ただ、少なくとも寝たきりの状態になった事でなさそう。
そこで、健康寿命の算出方法について確認してみた。
そしたら、以下がヒットしました。
(1)「日常生活に制限のない期間の平均」(主指標)
「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」という質問に対して、
「ない」という回答を「健康」とし、
「ある」という回答を「不健康」として、
サリバン法*により算出します。
(2)「自分が健康であると自覚している期間の平均」(副指標)
「あなたの現在の健康状態はいかがですか」という質問に対する、
「よい」「まあよい」「ふつう」という回答を「健康」とし、
「あまりよくない」「よくない」という回答を「不健康」として、
サリバン法により算出します。
つまり、私が腰が痛くて日常生活に影響があると回答したとすると
不健康に分類されて、健康寿命を引き下げる事になるワケですね。
また、風邪を引いている30代の方に健康状態は如何ですか?と聞いて、
「あまり良くない」と回答を得たとすると健康寿命が下がるワケです。
これって我々の健康寿命のイメージとはかけ離れている気がします。
その算出法方で計算された健康寿命(男性72.68歳、女性75.38歳)に、どれほど意味があるのですかねー?
やはり私は、健康寿命という指標に踊らされる事なく、70歳まで繰下げしてから年金を受給したいと思います。
仕事についても減らしながらでも70歳以上までは働きたいですね。
参照ページ
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/inf.../hale/h-01-001.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/.../hale/h-01-002.html...
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