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西投手のすごさ・西投手の課題・西投手の姿 (無念の0-1)

2021/7/11 18時 甲子園 ● 阪神タイガース 0-1 讀賣

前回7失点、前半戦は昨年までの切れ味まではいま一歩と感じられていた西投手。大事な大事な一戦でジャイアンツ打線をしっかり押さえるピッチング。このあたりが柱であり続ける西投手のすごさです。

一方で、相手もナイスピッティング、味方は全く打てずでゼロゼロでの8回。ここでなんとももったいない1失点。好投しながらもここというところでの失点で敗れる、ないしは勝ちがつかない、はこの3年間で実はなんどもみている西投手登板の試合での光景。

責められないけど、貯金をつくるピッチャーになるという観点からは、「とられてはいけないところでとられている」という印象があります。今日も、ここまでゼロできたのであれば、8回のあの場面で先頭打者に長打は避ける投球をして欲しい(追い込んでいたし)。そして、一死三塁場面でもなんらあわてることなく、じっくりせめて欲しかった。極論、大城選手は歩かせて、次のバッターでゲッツーでもよかった。取られてはいけない場面でもリズムよくいってしまうところに若干の課題を感じます。そこは丁寧過ぎるくらい丁寧にという場面だったのではと。解説の岡田さんもそこを予言的にも後悔的にも何度も話されてました。

さらに一方で、降板かと思いきやマウンドに登った9回裏。そこでの西投手の姿は素晴らしかった。気迫の三者凡退。「頼むから逆転してくれよ、裏に」という叫びと訴えを感じる、まさに背中で見せるすごみがありました。岡田さんも「そういう姿を他のピッチャーも見とかないと」

 だからこそ、リズムよく急ぎすぎて痛い失点をしてしまう8回の姿が残念だった。今年のタイガースの優勝のためには、柱の西投手で3つの勝ち越しは欲しい。そのためにこそ、「ここぞでとられない」を目指して欲しい。

でも本当にナイスピッティングだっただけに今日は残念無念。

さて、せっかく初戦をとりながらも、前回のTG3連戦に続いての負け越し。うーーむ、ジャイアンツ強しの印象をもったままオリンピックブレイクを迎えないといけなくなりました。実際に戦い方を含めてジャイアンツは強いです。後ろのピッチャー陣もタイガース以上に強い。

ジャイアンツ・原監督が描う通りのペナントレースになっているように感じます。うーーん、次の対戦まで2か月。首位だ!今年は強いぞ!と大騒ぎしながらもジャイアンツに負け越している現実が重い。

しかも、次回対戦も甲子園で、そのあとに9月下旬、10月最終盤と大事なところで東京でドームのGT3連戦となっている。日程編成を含めて、うーーむという感じ。

「巨人を越えなければVなし」、逆にいえば、「最後に巨人を倒せればVあり」と思ってしっかり夏の間の準備を進めましょう。

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だいちゃん

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