見出し画像

タイガースパイクは2021年11月16日〜17日にかけてオンラインで開催されたAgile Japan 2021に参加しました。本日はその内容をmaimaiことUXデザイナーの佐藤がご紹介します。

なお、Agile Japanに参加できなかった方も、タイガースパイクとして独自にフォローアップセミナーを開催予定ですので、気になる方はこちらのフォームに登録いただくとご案内が届きます!(詳細は最後に改めて...)まずはこちらのレポートをご覧ください!

DAY1 : Intro 多様性のデザイン 実践編(WIP)/ 根岸

最初にタイガースパイク東京オフィスの代表、根岸から「多様性のデザイン 実践編(WIP)」というテーマで本編前のミニトークがありました。

画像1

「多様性の尊重」はAgile Japanのテーマです。タイガースパイクも多様性の溢れるメンバーによって構成されており、そこには「良い多様性」「悪い多様性」が存在しました。そこを、代表の根岸が赤裸々に振り返りつつ、今も模索している様子を語りました。
参加者からはこんな反応がありました。

スクラムマスターもDiversity & Inclusionの実現に日々向き合う人だなぁと感じました
何でもかんでも「個性を尊重」すればいいわけではない。
会社ごとに、許容できるフェアウェイラインを決めていく必要あるなあ。

また、根岸がおすすめする初期のオススメアクティビティとして、


・1分間スピーチ(少人数のグループに分かれ、お題に合った話題を一人一分ずつ順番に話すアクティビティ。Good & New的な)
・Lunch & Learn(お昼休みに、一人30分の制限時間で自分の好きなことをプレゼンするアクティビティ。テーマを規制しないのがポイント。例:冷マ、行動経済学、ヨガなど)
・金曜夕方にビール飲みながら全体会


などもご紹介しましたよ。

チーム作りに於ける多様性、そこに興味を持って下さった方は、ぜひフォローアップセミナーで根岸の悪戦苦闘ぶりを探って下さい!

DAY1 : デザイナーとエンジニアで上手にアジャイルする方法(模索中)/ 高松、中島

タイガースパイク東京オフィスのTech Leadの高松とUX Leadの中島が「デザイナーとエンジニアで上手にアジャイルする方法(模索中)」というテーマで登壇しました。

デザイナーが思うエンジニアの思考やエンジニアが思うデザイナーの思考は、それぞれ自らの思考と全然異なるものであると認識している人は多いと思います。だからこそコミュニケーションを密に取ること、お互いを尊重すること、共通の目標のなかで自らの役割を理解し、全うすることがとても大切です。そんなことは言っても、タイトルにある通りタイガースパイクでも日々両者で上手にアジャイルする方法を模索中です。そんな、模索中の日々の中で、両者の理解の促進に役立ったTipsや、反応が大きかった出来事などを語っていきました。

本セッション中の画像

↑登壇中の高松


興味を持って下さった方は、ぜひこちらの講演資料もご覧ください。


また、本セミナー終了後に登壇者と直接会話のできるセッション「デザイナーとエンジニアで上手にアジャイルする方法(延長戦)」が開催されました。

画像3

参加者からは以下のような反応がありました。

体験のデザインフェーズが時間切れみたいな感じで消化不良になりがち…
デザイナーからするとどういうエンジニアが要注意エンジニアと見られているのだろう…
外側のデザインと内側のデザイン。表のデザインと裏デザイン、そんな役割分担かな?

職種を超えて本音で話すって難しいですよね...皆さんどのように取り組まれているかもぜひ知りたいなと思うテーマです。

DAY1 : デザイナーとエンジニアで上手にアジャイルする方法(失敗談多め)/ 高松、中島、北嶋

上記講演者2名に更にUXデザイナの北嶋を加え、より具体的な体験談を元に、ざっくばらんにお話をしました。

画像4

ユーザーストーリーを作る難しさについて白熱した議論が繰り広げられました。

コツが必要!
良くある失敗:プロダクトバックログを書くのに役立たないユーザーストーリーになってしまう…
どうしたら役立つユーザーストーリーがかけるのか?


についてリスナーさんも巻き込んで話を展開していきました。

こうして、大好評のうちに初日が終了しました。

DAY2 : 本職のカルチャー担当者が語る「カルチャーをアジャイルで作る」方法/ 佐藤、鈴木

2日目は初日と少し違った切り口の話からスタートしました。組織における「カルチャー」作り担当である、Office managerの二人のトークです。

私は、2020年の年初にタイガースパイクシドニーオフィスに訪れました。さまざまなメンバーが歓迎してくれたのですが、やはり「Office manager(=カルチャー担当者)」が一番丁寧に、暖かく迎え入れてくれました。そのおかげもあって、初日からスッとその環境に入り込むことができました。その時に、「シドニーのOffice managerと東京のOffice managerはやはりどこか似た雰囲気を持っているな」と感じました。

構成するメンバーも、歴史も、立地も、クライアントも全然異なることだらけ(季節も真逆!)の2つの組織を、同じ「タイガースパイク」のカルチャーでまとめることができているのは、Office manager達の連携と、弛まぬ努力の賜物であると感じます。そんな彼らのトークにはこんな感想が寄せられました。

組織が小さいときからじっくり育ててきた感じなんですね>カルチャー担当
メンバー5人の時点でカルチャー担当1人、ってすごい高い割合ですね。
自分が会社に入ったときのことを思い返すと、人と人が話してるのを聞いて「ああ、ここまで言っていいんだ」みたいなラインを探る、みたいなのがあった気がします。そうして雰囲気がどんどん伝染していくのかな。
事例紹介たくさんありがとうございました!とても参考になりました

DAY2 : UXデザイナーとUIデザイナーとエンジニアで上手にアジャイルする方法 /中島、澤田、高松

DAY1のセッションメンバーにUIデザイナーの澤田を加える形で、UX,UI,Techの3者がどのようにアジャイルを回しているかについて語っていきました。

画像6

こちらのセッションにもたくさんの方が参加して下さりました。中には具体的な質問をいただきました。

UI/UXを出来るフロントエンジニアになりたいのですが、現状デザイナーのいない会社にいるのですが、どのようなフローで勉強をすればよろしいでしょうか・・・?

それを受けて、UIデザイナーの澤田が「いつも見ている勉強用リンクを送る」というシーンもありました。

DAY2 : よりよいプロダクト開発のために行動経済学を活かしてみよう /中島、高松、鷲野

最後は、UX Leadの中島(ジマタロという名前でnoteにて連載中)から、9月に出版した「ビジネスデザインのための行動経済学ノート(翔泳社)」の話などを中心に、行動経済学をプロダクト開発に活かすための方法についての話がありました。

画像7

本セッションでは、中島、高松の他にプロジェクトマネージャーの鷲野も入り、体験デザインを考えるヒントとして、「行動経済学」をよりよいプロダクトを作るためにどのように取り込んでいくかについての熱いトークが繰り広げられました。

中島からは、書籍に描かれた行動経済学にまつわるいくつもの挿絵をチャットに貼りながら、とてもわかりやすい説明が繰り広げられ、「Agile Japan」にも関わらずAgileにあまり関係のないこのセッションがこの時間帯での一番人気になりました。

画像8


↑中島がチャットに貼った「アンダーマイニング効果(報酬とやる気のメカニズム)」の挿絵

いかがでしたでしょうか?以上がAgile Japan 2021のレポートとなります。


冒頭から何度かご紹介しておりますが、タイガースパイクではアフターフォローセミナーの開催を検討中です。また、タイガースパイクでは、セミナー、勉強会など、皆さまとのいろんな接点をご用意しています。

例えば…

行動経済学とプロダクト開発
体験デザインをプロダクトにするコツ
体験をアジャイルで良くする方法
チームの心理的安全性の高め方
フルスタックエンジニアの未来を話そう!
タイガースパイクの採用担当と話そう!
タイガースパイクの最新情報

ご興味ある内容がある方に、タイムリーにご案内をお送りします。 ぜひこちらのフォームからお申し込み下さい。


ご応募お待ちしております!