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極力ローコストで実践PR術、インディペンデントPRマンが綴るメソッドVol.18

【地方ローカルメディアにコミットしてみよう】

2020年初旬福岡出張時(新型コロナ渦蔓延前です)、朝ビジネスホテルを発つ直前に部屋のテレビをつけていました。「今日も福岡市内廻るので、天気予報チェックしておこう。」くらいな気持ちでした。地元情報番組視ていて「ああ、今福岡にいるんだな」と当たり前ですが、改めて思ったことがありました。地元の天気予報やスポット情報、地場ニュースこそが地元視聴者には第一義であって、全国ネットネタはなんだか遠いものに思えてしまいました。

以前からPRには全国ネットネタ(テレビ、全国紙、ネット含め)と同時に、地方ローカルメディアに特化したPRアプローチ、コミットが重要なのではないかと考えていました。

前後しますが、昨年2019年暮れに札幌のコンサートプロモーターと都内で会食する機会がありました。「(札幌のテレビ局で)自社制作のエンタメ情報枠で、影響力あるものありますか?」と尋ねました。コンサートプロモーターは、地元で行われる音楽、舞台、フェス始めPRし、チケットを売る興行のプロフェッショナルです。券売に繋がる手法や、効果的な地元メディアの見極めの嗅覚は並外れています。プロモーター曰く「HTBの朝情報番組内に自社枠エンタメコーナーあり、影響力あります(2019年末当時)。」ということでした。
「土地の事は土地の人に聞け」
グルメやオススメスポットも然りです。よくよく話してみると、「全国ネットネタは、テレビやヤフーニュースも含め、遠い気がする」という肌感が地元の人にはあるといいます。
もちろん、PR対象の商材や、受け取り側の人の年齢や性別始めペルソナにもよるでしょう。
しかしここからのPR視点気付きは、「地方ローカルネタは分解して考える。いきなり全国ネット狙いでは無く、地方ローカル局や、NHKの支局、全国紙地方支社や地方紙に丁寧にニュースリリースを送付し、コミットする」ことでしょう。そこを発火点に他メディアに拡げ、全国ネットの露出化へ布石を打つ。

昨今の新型コロナ渦でペンディングになってはいますが、東北や京都でのPR案件もプランニングしています。明けて実施のおりには、このnoteに綴ろうと思っています。

(続く)

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