海外インターンシップのタイガーモブが、なぜ日本(北海道)でサスティナブルツアーを開催するのか
みなさん、こんにちは!
タイガーモブです。
私たちは先日、北海道の知床・羅臼町と連名でこのようなプレスリリースを出しました。
そしてこちらが、プレスリリースで紹介している「NATURE PROGRAM in 知床羅臼-自然と人との共生、持続可能な街づくり・教育を探る4日間」です。
https://www.tigermov.com/internship/detail/780
日本最果ての世界自然遺産の町、北海道知床・羅臼町で自然との触れ合い、野生動物との出会い、地域の人々との対話を通して、これからの生き方や人類のあり方について探る4日間のプログラムです。
タイガーモブをご存知の方でこのプレスリリースを目にされた方は、「なんで北海道?」「なぜサスティナブルツアー?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちタイガーモブはこれまで2,000名以上の方々に海外でのインターンシップや研修プログラムを提供してきました。
このnoteの名前も「海外インターンのタイモブ」です。
私たちを知ってくださっている多くの方にとってはタイモブといえば海外インターン、というのが共通の認識ではないでしょうか。
では、そんな私たちがなぜ日本・北海道でプログラムを開催するのか。
・新型コロナウィルスの影響で海外に行けなくなったから?
・代表の菊地が北海道に移住したから?
・北海道が好きだから?
全て正解です。
でも、これらが本当の理由ではありません。
次世代リーダーの創出をミッションとするタイモブが、このプログラムに託している想いを書いてみたいと思います。
タイガーモブのミッションは「次世代リーダーの創出」
私たちタイガーモブのミッションは次世代リーダーの創出です。
そして、それを実現するために世界で挑戦できる、時代に即した実践機会を提供する教育機関となることが私たちのビジョンの1つです。
私たちは次世代リーダーを多様なものと捉えています。既存のリーダー像に囚われることなく、次の時代を作っていく様々なタイプのリーダーを産み出していくことが私たちのミッションです。
そして、多様なリーダーを産み出していくためには、多様な実践機会が必要です。
Learning by doing
私たちの事業コンセプトを一言で表すとすれば「Learning by doing」です。
実践を通して経験から学ぶことを意味しています。
地球規模での環境変化、急速なグローバル化、目まぐるしいテクノロジーの発展など、私たちは複雑で変化の激しい時代に生きています。
そして、同時に私たち一人一人がどんなストーリーを持ち、何を考え、何を経験したかが問われる、個性と多様性の時代でもあります。
そんな激動の時代の中で、自分らしく生きていくためには、実践からの学びが重要です。
なぜなら、実践からの学びは多面的で、個別最適な成長の機会となるため、変化と多様性に満ちた世界の中で生きる力は、実践の中でこそ磨かれるからです。
学びの形は様々、アドベンチャーツーリズムという学びのカタチ
そして学びの形も様々です。学校に行ったり、本を読んだりすることだけが学びではありません。
これからの時代に必要とされる新しい学びのカタチを提供していてくこともタイガーモブの使命です。
インターンシップも学びの機会であり、今回のネイチャープログラムも学びの機会です。
少し話がずれますが、欧米にはアドベンチャーツーリズムという旅の形があります。日本でも自治体などにより最近少しづつ取り入れられてきているようです。
アドベンチャーツーリズムとは、「アクティビティ、自然、文化体験の3要素のうち、2つ以上で構成される旅行のこと」です。(Adventure Travel Trade Associationによる定義)
アドベンチャーツーリズムでは、旅行者が地域の自然や文化を、地元の方々と一緒に体験・体感することで、旅行者自身の自己変容や成長を目的とします。
ネイチャープログラムは、北海道の大自然の中で、独自の文化や取り組みを、様々なアクティビティを通して学ぶアドベンチャーツーリズム型のプログラムです。
ただ、非日常に身を置いただけでは得られる学びは限られています。
そこで、ネイチャープログラムで実施されるアクティビティは、これまでタイガーモブが海外研修プログラムなどで培ってきた経験価値を最大化するためのノウハウをもとに企画しました。
また、プログラム全体を経験学習サイクルに基づいて設計しているため、個々のアクティビティから得られた経験が深い学びに繋がると同時に、「Learning by doing」を実践することができます。
アフターコロナにおいて「自然との共生」は全世代の共通のテーマ
ネイチャープログラムのテーマは「自然との共生」です。
新型コロナウィルスの影響により経済が大きな打撃を受け、いかに現代の社会が脆く危ういバランスの上に成り立っているのかが分かりました。また、それと同時にこれまでの価値観の揺さぶられ、これからの社会のあり方や生き方について考える機会も増えたのではないでしょか。
例えば、
・大都市一極集中から地域分散型社会への転換
・地球にも人にも優しい社会作り
・自分らしい生き方
など
どのようにすればサスティナブルな社会・生き方は実現するのか、これが全ての世代が取り組みべき共通のテーマとなりました。
そして、これから100年後、1000年後の未来まで考えたサスティナブルな社会を実現するためには、自然との共生が必須です。
ネイチャープログラムでは、様々なアクティビティを通じて北海道の大自然の体感すると同時に、そこに暮らす人々との対話から、サスティナブルな社会のあり方や暮らしについて考え、探り、実践につなげていきます。
そこから何を学ぶのか(参加者の声から)
ネイチャープログラムは、北海道の阿寒摩周国立公園を舞台に過去3回実施してきました。
小学生から社会人の方まで幅広い年齢層、ご職業の方々に参加していただきました。
以下は参加者の方々からの学びのシェアです。
・大自然の中では人間なんて小さい存在だと思うことも多いですが、木を切って広大な農地を作ったりサーモンや硫黄を取り尽くしたり、人間の欲は簡単に自然を壊してしまうことを改めて実感しました。
・自然と人、人と人がお互いにサステナブルに生きていくには、何十年、何百年も先を想像しながら自分が何を残せるかを考えるべきだと思いました。
・「資本主義社会における成果と人間として豊かに生きるということ」について、このバランスの取り方について深く考えさせられました。
・幸せのものさしは、たしかに個人に委ねられている時代に生きているということ。
簡単に答えを手に入れようとしていないか?自分の心を揺らして、考えられているかを常に自分に問う
・プログラム中の弟子屈にお住いの人々のお話では、「足る を知る」「Think globally, Act locally 」など日ごろの生活で心掛けできることから、「地球上における人間の役割」についてなど考え続けていかなければならない問いを知ることができた。
特徴的なのは、
・参加者それぞれが得た学びが、多様であるということ。
・プログラムに参加して知ったこと・学んだことから、今向き合う問い・課題を導き出していること。
ではないでしょうか。
100人の参加者がいれば、100通りの学びとアクションが生まれる。
それがタイガーモブのプログラムです。
最後に
いかがでしたでしょか。
ネイチャープログラムでは、「自然との共生」をテーマに、サスティナブルな社会、生き方について学び、実践していきます。
既存の価値観が大きく変わろうとする今、自然の中で少し立ち止まり、楽しみながら学び、ゆっくりと振り返ることで見えてくる、次の時代の在り方がある。これが、時代に即した実践機会を提供するタイガーモブがネイチャープログラムを開催する理由です。
私たちはこれからも、次世代リーダーの創出をミッションに、国内外、オンライン/オフライン問わず、人生のターニングポイントになるような機会を提供していきます。
また、タイガーモブでは、地方自治体や教育機関の皆様の各種ツーリズム企画/教育プログラム開発のお手伝いもさせていただいております。
ご興味のあるご担当者者様はお問い合わせください。