「民主的」と「医療的」~「だから、もう眠らせてほしい」をよんで~
*この感想はネタバレ要素を含んでいるため、まだ著書を読んでいない方はお気をつけください。
安楽死を考えるうえで私が感じていることが一つある。それは、安楽死を考える人は死生観が成熟しているのではないかということだ。
私は思春期に「自殺」の二文字が頭をかすめた経験がある。わりと多くの人が経験しているのではないかと思うのだが…どうだろうか?その時は人間関係のことや自分を認められない気持ちからひどく落ち込んでいる心境であった。
「いっそ死んでしまったら楽なんだろう」
しかし簡単に