フィリピン豆知識:「Aspin」の由来 #003
本日8月18日は、「National Aspin Day」。
「Aspin」とは、タガログ語で
Aso=犬
Ng=の(英語のOf)
Pinoy=フィリピン(人)の
という「Asong Pinoy」の略で、フィリピンの動物保護団体である「The Philippine Animal Welfare Society(PAWS)」が名付け親。
元々は、「Askal(Aso:犬+ng:の+Kalye:道)」、つまり、路上に住む犬・野良犬という意味が込められて呼ばれており、純血種の犬に比べて「下等な犬」とみなされることが多かったらしい。上述の動物保護団体「PAWS」によると、こうした背景もありAspinへの虐待も数多く報告されることもあったため、2007年にこの名が紹介された。この名前変更は功を奏して、メディアにも取り上げることも多くなり、また、里親も増加し、「Aspin」の認知度も向上した、という。
そしてPAWSは、次のAspin認知度向上の一環として、2021年、8月18日を「National Aspin Day」と定めたようだ。
Aspinは、特定の犬種はなく、外見は中型・筋肉質という以外非常に多様で、毛色もいろいろ。うちで飼っている4匹のうち3匹は、Aspin(1匹は、シーズとミニチュアダックスフンドのミックス)。それぞれ毛の色も、柄も異なる。また、熱帯雨林の気候にも適しており、フィリピン全土で見かけられる。
UPキャンパス内でもさまざまなAspinを見かけ、各オフィスの景色にすっかり馴染んでいる。
見ているだけで心を癒してくれるフィリピンが誇るAspinたちである!