新・ネガティブな感情との向き合い方 #虎note
こんにちは、虎( https://twitter.com/tiger_stlv )です。
「虎さんはどうやってストレスを解消してるんですか?」
という質問をほんのたまに頂きます。その都度それなりにアレやってるよコレやってるよという話をしてきたのですが、最近気付きました。
「アレ?俺、ストレスマネジメントってそもそもしてなくね……?」
ということに。
「え、それってつまり心が強いって事なの?」
と思われるかも知れませんが、全くの真逆です。
私は元々気持ちの上下が激しく、飲みに行ったり騒いだり、買い物をしたりアニメを見たり、女の子のいる店に行ったり秘め事をしたりする程度では全くストレスが解消されません。
つまり「普通のやり方ではストレスが解消されない」という難儀なタイプです。
その癖にアホみたいにストレスを溜めやすいという、ヨーロッパの火薬庫と呼ばれるバルカン半島もびっくりな気質。
そんな自らにセンシティブ判定を下している私が、どうやってネガティブな感情やストレスと向き合っているのか?
少なからず私のような人もいると思い、お伝えしておこうと思うに至った。
それでは、行きましょう。
ストレス?発散すんなよ。
もう最初に結論を書いてしまった。
「は?何言ってんだテメー、そういうセールスライター特有のムーブすんなよ」と思われる人もいるかもしれない。
だが、私にとってはコレが結論である。
何故かというと、私にとっては「繰り返しストレスが与えられる」ということが何よりのストレスであり「え?今場当たり的にストレス解消してもまた嫌な思いするんでしょ?なんで?ふざけんなよ?」というお気持ちになるので、ストレスをその都度解消するということが根本解決にならないということがシンドイのである。
ストレス解消にはお金も時間もかかる。飯、酒、異性、旅行、良いものを求めたら高コストである。
それを思うと「またストレス発散にこれだけのコストをかけないとならないのか…」と、また嫌な気持ちになる。
陽キャの皆様は「うまい飯!うまい酒!マブダチ!オンナ!コレの為に金を稼いでるぜ!」って完結できる人もいるらしいが、羨ましい限りである。
つまり、どうしたらいいの?
大前提として、俺(もうここから一人称変えるね)のストレスへの向き合い方は3つ。
①解釈を変える努力をする
②解釈が変わらないのであればストレスはエネルギーに変わるまで発散しない
③ストレス要因を超えるように努力する
1つ1つ解説していこう。
①解釈を変える努力をする
まずはこちら。大体ストレス、ネガティブに感じる要因というのは大体自分固有の解釈から来る。一言で言うと被害妄想。
この被害妄想は生来誰もが持っており「どうせこうなんでしょ」とか「アイツはこうに違いない!」という決めつけを伴う。
それは一般的にバイアスを伴い、事実ではなく、つまり自分だけがその解釈を持っているだけの可能性がある。
つまり別の側面を見ることができるのであれば、そのストレスを消すことができる。ストレスを作っているのは自分であるということがわかる。
その為に例えば
「このストレスを克服できたら自分には何ができるだろう?」
「これをストレスと感じない自分が手に入ったらそれはどんな理想の自分だろう?」
「このストレスから得られるものはなんだろう?」
「このストレスに感謝できるものはなんなのか?」
ということを考える。書き出す。
まずはここからです。俺はこれの思考の癖は身に着いているので、基本ストレッサー(自分にストレスを与える要因)が発生したらずっとそれを考えます。1カ月でも2ヶ月でも考えます。多分これがシンドイポイント①ですが、これになれると日常のストレスに有難みが湧きます。
ストレス=有難いもの
という感覚がうっすら湧き、やだなぁと思う事にも心理的抵抗が減ります。
②解釈が変わらないのであればストレスはエネルギーに変わるまで発散しない
次にこちら。①ができるようになってもいかんともどげんともできないストレスもあるもの。それでも、どげんかせんといかんわけでしょ?
そういう時はね、もう前向きに諦めるしかないんです。ある世界一の凄腕の営業マンが言ってました。
「受動的に我慢するなよ、ポジティブに我慢しろ、ポジ我慢だ!」
と。解釈が変えられない我慢というのは、今もう飲み下せない、納得も理解もできない、一言で言うとストレッサーより自分が弱いんです。
ということはそのイライラ、悲しみ、切なさ、もどかしさを感じ続けること。そうすることで得るものがあるんです。
ここから逃げて爆食い、爆飲み、異性に逃げて問題を見逃しちゃうと、成長のチャンスを逃す。
つまり「それをあっていいものにして、そのことを感じ続ける」ことが重要です。ムカつくな、嫌だな、しんどいな、嫌いだな……ということをそのまま味わう。それしかないんです。
異文化の飯って最初マズいですよね?でも食べ続けると美味しいかもってわかってくる。そういう体験をした人ならわかると思います。
そういう経験がないからわからない?
それはお前の人生経験の不足だ!ナンプラー、パクチー、八角、花椒、なんでも食って旨いって思えるまで通い詰めろ!人生の幅を広げろ!
ということです。これがシンドイポイント②ですが、ここらへんが受け入れられてくると素敵な人になれます。
俺もストレスのさなかはとにかくそれを味わい続けて、頭の整理をして、Twitterの発信ネタにして、とにかく真正面から味わうようにしています。
③ストレス要因を超えるように努力する
そして最後です。
根本的に人間って悔しかった悲しかったりしないと頑張らないんですよ。
だから、ストレス発散しちゃったら頑張らなくなる。それでいい、ここに逃げれるってなっちゃう。
でもね、ストレスって発散するものではなく超えるものなんですよ。
超えなかったら、冒頭に書いたとおりにまた繰り返す。
つまり「ストレスを感じるのは、ストレスを感じる程度のお前だからだ」ってお話。
だからストレスを感じて、他の欲求で発散したくなったなーと思ったらまず立ち止まって欲しい。
そして自分に問いかける。
「このストレスは、どんな努力をすれば克服できるのか?」
と。金を稼げばいいのか?どんな稼ぎ方をすべきか?肉体的に強くなるべきか?どうやって強くするか?
大体の問題は
①金
②知識
③肉体的強さ
④人間的魅力
⑤コミュニケーション
⑥権威
で解決する。
そのストレッサーを超えるそれらのアビリティーを身に着けるように努力する。
これには思考体力以上に行動と理想が必要になる。ただ考えてるだけ、ただ悩んでいるだけでは変わらない。これがシンドイポイント③だ。
だが、これこそが最大のストレス克服方法であり、これこそが急速かつ大きく自分を成長させる方法である。
仕事をできる全ての人はすべからく悔しい想いをして、それを乗り越えている。それに負けそうな自分を超えている。
克己しているのだ。
ここから逃げたら、我々はいつまでもそのストレスに負ける、さらされ続けて諦めるようになる。
ストレスは誰のせいでも、誰かが悪いということでもなく、自分に何かを教えてくれているメッセージなのである。
その証拠に、ほとんどのストレスは繰り返し、長い期間、付きまとう様に発生しているはずだ。
「逃げたらお前、同じことやったるで?」という神からのお告げである。
他責にせず、だからといって必要以上に自分のことを責めず、今何ができるかを考えよう。
それの繰り返しをすることで、人は大きく、強く、そして優しくなる。