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自分の商標が他人に先取りされるリスクって非常に高い!【中国編】【知財重視型経営】

先ず、質問1つさせてください。
【質問1】
自社の商標が、中国で、他人に先取りされた経験ありますか?
この質問について、答えが100%【YES】であるはずです。
もし、【NO】であれば、それはあなたが勘違いしています。
我々に中国商標サーチレポートを求めてみてください。(笑)

なぜかと言うと、
現在、世の中では、年間約900万件の商標が新しく出されますが、
そのうち、6割超が中国で出されています。
3年前の2017年データからみても、中国では既に年間575万件出され、
最近ですと、2019年の場合、年間700万件以上出されています。
ここまでの数が出されている訳で、
その中には、自分のビジネスのために出す人もいるかも知れませんが、
それだけではなく、
他人が他国で出した商標をピックアップして、
中国で先取りしようと思って出す人も非常に多いです。

日本の上田氏みたいな人が中国には何百人もいる感じ。

例えば、令和で検索すると、1443件の商標が存在します。

令和は臨場感がないので、
あんまり知られてないブランドを取り上げてみましょう。

Google検索:KAMIGAKI

このキーワードで調べて見ると、
TSUYOMIと言う会社が出している商品で、
KAMIGAKI(カミガキ)とCAMUGAKI(カムガキ)と2つあります。
なぜでしょうか?

調べてみたところ、2017年7月6日に設立されたこの会社は、
設立前の2017年6月26日に日本で先ずカミガキと言う商標を出しました。バッチリ!拍手!
多分KAMIGAKI(カミガキ)と名付けらた、カムみたいなものを噛むと歯磨きできる新商品を世の中に出せる状態だったので起業したでしょう。
その後、日本の商標を調べてみると、2019年7月18日に、CAMUGAKI(カムガキ)と言う商標を出し直し、サイトをみても、最近の商品パッケージには、CAMUGAKIになっています。

何故でしょうか?
KAMIGAKIと言うネーミングが良くなかったので?
CAMUGAKIのほうがもっと伝わりがいいから?

この商品は、カムみたいなものを噛みながら歯磨きできるとの商品で、
カミガキに名付けたのは、ム+ミガキの組み合わせだったでしょう。
カムガキは、カム+ミガキの組み合わせ。
あんまり変わらないし、せっかくカミガキで今までプッシュして来たのに、なぜ変えるの?

理由はこちらにあります。
日本でビジネスを展開してから1年半後の2018年12月12日、
某中国企業により中国でこの商標が先取りされました。
この会社が中国に進出もしてない時です。
このような事例は、腐るほどあります。

なので、
「自社の商標が、中国で、他人に先取りされた経験ありますか?」
この質問に対し、
答えが【NO】の方は、御社が日本でも知られてないからです。
中国進出を検討する際に中国商標出そうかなと思ったら、既に遅いです。
日本でビジネスを考える時に、既に中国商標登録は考えるべきです。
そうじゃないと、
日本で苦労してブランドを育て、ビジネスがようやく軌道に乗ったら、
ネーミング変更しないといけない事態が起こります。

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