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#17 トッテナムvsブライトン Part3

「The football is my own」

最高の試合を観た続き。笑

ほぼカラオケ&ダンスホール状態のスタンドだったのが、徐々に観客はいなくなる。

そんな中、隣に座っていた親子はBannerを掲げ、嬉しそうにピッチを見つめる。

"BIG Boss" Ange PostecoglouのBanner。

聞くと、Islingtonから来たそう。
※Islingtonはお隣の赤いチームのホームタウン。

お父さん、娘さん以外の家族はみーんな赤いチームのSuppoterとのこと。

家の中ではFootballの話はなかなかしないし、
肩身が狭いからスタジアムに来るとものすごく気分が高まるそう。笑笑笑

良くも悪くも、それもこれも。
街に、人に、Footballが根付いている証拠そのものだよね。

羨ましいと思うし、
日本でもこうやって根付かせたいなと思う。

だからFootballはやめられない。笑


そして、さらにその奥に座っていた男性4人組は、どうやらMelbourneから来たらしい。

この方が1番熱狂的だった笑

しかも熱狂的なMelbourne VictoryのSuppoter。

From Korea?って聞かれたから、
Japan!と答えると、
嬉しそうにAngeがマリノスにいたよね〜って話してくれた。

「Ange Postecoglou」

そう、この試合の影の立役者。

この試合の流れを読み、ゲームのバランス感を得るよりも、相手をぶん殴り合いのFootballに持ち込んだことで、それが結果的に功を奏した。

個人的に、マリノスの監督時代に"偽SB"を使った可変システムでJリーグで一世を風靡した頃から、Tottenhamに1番似合った監督だと思ってたから、就任した時にワクワク感があったんだよね。

話を戻そう。笑

もうとにかく楽しかった。
ジェットコースターのようにあっという間。
夢かな?って思うほど。

そう思いながら、帰る前にピッチを眺めた。

この時間が1番好きなんだよね。

こうやって90分間が走馬灯のように頭に駆け巡り、誰かに自慢するわけでも無い、何かFootballに対する経験値的なものを感じる時間。笑

結局、今日もよかったなあって感想になっちゃうんだけどね。笑

この時間ね。笑笑笑

まだここにいたい。
ずっとここで試合を観たいと思いながら、
名残惜しくなる。でも帰らなきゃ。笑

さあ、帰ろうか。

コンコースへ向かうと、
バン!バン!バン!バン!と衝撃音が鳴っていて、喧嘩かな?って思った。

荒れ狂うコンコース

違う。

コンコースは喜びに満ち溢れていて、
みんな笑顔で、勝ち誇った顔をしている。

壁を叩く人。踊り狂う人。手を叩く人。
マフラーを回す人。Bannerを掲げる人。

そして、みんなこうやって歌っていた。

「1,2,3,4   Oh....Oh...Og.....
Ange Postecoglou!!!!!!!!!」

監督Ange PostecoglouのChant!

今日の勝利に導いただけじゃなくて、
今シーズンの流れやそれまでの経緯や背景もひっくるめて、彼を讃えてるんだと思うなー。多分。

Scotland/CelticからAnge Postecoglouが来た時、
ずーっと長いこと、
「Spursはタイトルをとれない」
直近のタイトルってAudi Cupだろ?」
「BIG6と思えない」って言われ続けてたし、

ましてや、キャリアのどのクラブでもタイトルを取ってきた、
あのMourinhoもConteもここではダメだったし、
今シーズンの開幕直前にキャプテンで絶対的エースのKaneも移籍。

クラブの歴史や今の価値もそうだし、残された戦力も、今後の体制も、今まで続けてたStyleも、何もかもがすっごく中途半端だった。

ただ金はあるけどね。笑
(レヴィ会長さすがの経営力)

ぜーんぶひっくるめて、
クラブも選手もSuppoterも、みーーーんな、
彼の手腕にAll inでギャンブルしたんじゃないかな。(したくなかったんだろうけど。)

結果、シーズン始まったら、
昨シーズンと比べて、見違えるほどのチーム力。

FootballのStyleもアグレッシブだし、
選手たちはしっかり球際も戦うし、チャレンジするパスもどんどん出していく。
加えて、監督も逃げない采配をしてて、
順位もUCLやUELも争える位置に付けている。

そりゃ、こんなChant作りたくなるよな!
歌いたくなるよな!
盛り上がりたくなるよな!

みんな遠慮せずに壁を叩きまくる。
上も下もエレベーターでも歌いまくる
みんなそれぞれに楽しむ

てことで、輪の中に入ってみよーーーう!!!

もー、ひっちゃかめっちゃか!
もみくちゃ笑笑笑笑笑

最高だな!ブラザー!って言われ、
いきなり肩組まれ、飛び跳ねろ!って。
ぶつかり合ってビールもこぼされ、、、、
挙げ句の果てにスマホ取られて撮ってやるから踊れって笑笑笑

踊るおっさん2人
ガッツポーズニキ
身長2mくらいあったニキ
親子で大盛り上がり
叩くというか、ほぼ殴ってる


思っちゃったよね、、、、、

Footballってこれだよな!って。

ボール蹴る、ゴールを目指すだけがFootballじゃないし、クラブも選手もSuppoterも誰もがが主役になれて、みんなが自由に没頭できるもの。

なんかね、今までで最もFootballだな!って感じがした瞬間だったんだよね。

選手や監督だけじゃなくて、ありとあらゆる存在がいて、
試合もChantにも絶対何か意味があり、
そしてその意味の歴史やら背景という名の深みがあって、その上にFootballがある。
んで、またそれが最高に楽しい!!!!!

そう、これこそFootballだな!って笑


少々熱くなってしまった。。

少し書かいてるのが恥ずかしいが、、
てな感じで、個人的な感想はさておき。

永遠にこれが続いた。
おそらく1時間以上続いてたと思う。笑
(お前ずっといたのかよ。笑)

この宴は三日三晩昼夜問わず続いた...
って言っちゃいたいほど!

帰りに露天商からAnge Postecoglouのマフラーを衝動買いした。

一生忘れられない思い出だと思う。笑
(てか、そうなってくれ!笑)


続く!笑

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