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映画:マダムのおかしな晩餐会
制作年:
2018年
制作国:
フランス
キャスト:
アン/トニ・コレット
ボブ/ハーベイ・カイテル
マリア/ロッシ・デ・パルマ
あらすじ:
パリに住む裕福なアメリカ人夫妻である、アンとボブは仲睦まじく暮らしている。一見、ゆとりがあって穏やかそうだが、内実は人からの評価や様々な人間らしい欲や本音が存在する。
ある日、夫婦は自慢の邸宅でパーティーを開催することにしたが、ゲストの数が不吉を意味する13人となってしまうことから、急遽、家政婦であるスペイン人のメイド、マリアをゲスト役に起用する。夫妻、その家族以外はマリアが彼ら同様に招かれた客として接し、食事会は楽しく進行していく。マリアはなんとか慣れぬ場で大役を果たすのだが、同時に、ゲストの一人であった英国紳士の心を射止めてしまう。
夫婦に内緒で関係を深めていくマリア。やがて行動は大胆となり、ついにバレることに!?マリアの運命はどうなる!
レコメンド(MAX5つ星):★★★
感想:
大人の恋愛コメディーで、フレンチっぽいちょっとシニカルな笑いが潜んでいて、クスっとするシーンがそこかしこにある作品でした。ワイン飲みながら夜更けに見るのがおすすめです。
何も考えさせられませんでしたが、そんな気分の夜にぴったりです(あくまで夜。笑
観終わった後は何も残りませんでしたが、映画中は美って何だろう、物とは…ってぼんやり考えさせられました。また、主人公がマダムかと思いきや、メイドという意外性も観ている間に意表をつかれます。
シーンも設定も、とてもフランスっぽく、明るいのに陽気じゃない笑いが、ピリリと効いている映画でした。そして、社交は仕事だ!と思わされる欧米人のパーティー文化も見所の一つです。
自分に役立ちそうなこと:
・タイトルで人と接しているって結構ある。でも、それがない付き合いは楽しい。
・守るべきものがあっても、人は細部までは聖人になれない。
・自分が思っているほど、自分の中の出来栄えは他人にとってどうでも良い。