見出し画像

【インタビュー】12期がTIFF広報・菊地裕介さんに聞く ②

こんばんは!🌙
東京国際映画祭学生応援団です。

今回も、前回に引き続き、東京国際映画祭の広報・菊地祐介さんへのインタビューをお届けします!

Part2では、皆様から募集した質問や東京国際映画祭の楽しみ方など、観客目線で浮かぶ疑問を解決していきます✨
ぜひお楽しみください!


東京国際映画祭が目指すこと

ーー東京国際映画祭がその目指していることとして、映画を通して、様々な大物の俳優さんも、映画がただ好きな人たちも、フランクに交流する場というものがありますか?(りさこ)
そうですね。映画祭ってやっぱりいろんな目的があるんで、ひとつだけコレとはいえないんですけど、その中のひとつはやっぱり、いわゆる交流ですよね。映画人と映画祭の交流、もしくは映画人同士の交流っていうのはとても大切な機能のひとつだと思う。

ーー東京国際映画祭ならではの特別な色合いだったり、特徴っていうものってありますか?(りさこ)
それをまさに今模索してるところです。東京国際映画祭に来て今年で4年目になるんだけどね。
東京国際映画祭って本当に素晴らしい映画祭で、いろんな可能性を秘めてるんだけど、まだまだ世界の映画祭の中で言うとステータスが低くて、独自性が出せてないっていうのは、正直なところなんですね。だから、それを今後見つけたい。方向性を見出せるといいなと思ってるところです。

東京国際映画祭の仕組みについて

ーーありがとうございます。東京国際映画祭の参加方法だったり、参加資格っていうのが私たちあまりよくわかっていなくって、それを教えていただいてもよろしいですか?(りさこ)
そうですね。これは僕も来てびっくりしたんだけど。東京国際映画祭って、一般の人は見れないって思ってる人がかなりいるけど実は全然そんなことがなくて。普通に誰でもチケットがネットで買える状態なので、本当に誰でも参加できるんですよね。レッドカーペットのイメージが強いので、ああいうものを見て、「ああ、華やかだな」でも、それで終わり、みたいなところがあると思う。
映画祭は毎年10日間ぐらいやっていて、100本以上の映画が上映されていて、チケットはネットで購入できます。手軽だから、そこら辺をもう少し周知しなきゃなってのも、1つの課題ではありますね。

ーー普通の映画館と同じように、映画単位のチケットなのでしょうか?それとも、例えばフェスのようにその日のチケットで1日中鑑賞することができるという形のチケットなのでしょうか?(りさこ)
映画単位のチケット
です。ワンデーパスみたいなものはないですね。

ーー映画単位でのチケットは、ネットから購入できるものなのですか?(りさこ)
公式サイト
から、ある時期(今年の一般販売は10月15日土曜日)になるとチケットサイトが立ち上がるので、そこから買えます。

ーーチケットは争奪戦になることもありますか?(りさこ)
あるね。人気が高い作品は5分でSOLD OUTになります。

ーー当日でも買えるチケットありますか?(りさこ)
うん、作品によっては。前売りで完売していなければ、当日でも買えるチケットがあります。

ーーなるほど、ドレスコードってありますか?(りさこ)
ないですね。

ーー結構フランクなんですね。
次の質問なのですが、東京国際映画祭には何ヶ国ぐらいから、どのくらいの数の映画が応募されて、その中で何ヶ国のどれくらいの数の作品が映画祭で上映されるのでしょうか?あんまり規模が想像できなくて……(りさこ)

応募の総数。今年はね、今だと確か約1700本(※今年の応募総数は1695本)ぐらい応募が来ていて、で、そのうち今年上映されるのが多分150本ぐらいかな。倍率で言うと15分の1くらい。この4年間では1番多いかな。

ーーいろんな国の作品が集まってくるんですね。ちなみにどのエリアが多いですか?やはりアジアですかね?(りさこ)
アジアが多いかな。去年は113だね。世界の半分くらいの国から応募があるって感じかな。

ーーアジアで開催される他の映画祭との差異化や特色を見つけ出すことってやはり難しいのでしょうか?(りさこ)
そうそう。アジアの中では釡山国際映画祭っていうのがすごい有名で。釡山は独自のポジションを、映画祭としては後発なんだけど、ここ10年ぐらいで築いちゃって、それがやっぱり業界の中でも評価されてるっていうのはある。

ーー 映画祭の賞に関して、どのような方々がどれくらいの人数と時間をかけて、受賞作品を決めているのか教えてください(りさこ)
受賞作品は審査員がそれぞれいて
、コンペティション部門は大体5人の国籍や性別がさまざまな審査員がいて、その方々が全部期間中に見て、審議をして決めます。

ーー部門ごとに5人ずつ? 
そう。メインのコンペティションで5人。あともうひとつ「アジアの未来」というアジア地域の若手監督を対象にした部門があって、そこは審査員3人です。

ーー東京国際映画祭にはいくつの賞があるのですか?
グランプリと審査員特別賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞、あと最優秀芸術貢献賞というのがあります。あとちょっと別枠なんだけど、観客賞っていうのがあります。

ーーそれぞれやっぱり大物の監督だったり、世界的なプロフェッショナルの方々が審査員として選ばれているのですか?そうですね。年によるけどね、監督が来ることもあるかな。去年はイザベル・ユペールっていうフランスの女優さんが来ましたね。確かに海外の大物がくるね。これも映画祭のひとつの目玉だね。

ーー観客賞について、少し質問があるのですが、それってもしかして、一般来場者が受賞作品の選定に関わったりするものですか?
うん。コンペティション部門だけなんだけど、コンペティション部門の作品を観に行くと、一般の人は会場にあるQRコードを読み込んでで投票できる仕組みがあって。その投票で1番多かった作品が観客賞。

ーーそのコンペティション部門っていうのはメジャーというか、一般の来場者の方にも分かりやすいようなメッセージ性のある映画なのか、それとももっとコアなアート色の強い映画を選ぶ部門なんでしょうか?(りさこ)
コンペティション部門はどちらかというとアートな感じかな。エンターテイメントというよりは、アートな作風。

ーーそのアートな映画を観て、映画好きの一般の来場者の方がQRコードで投票できるということですね。(りさこ)
うん。ただ、やっぱり映画好きの人が観るとはいえ、やっぱり観客賞は割となんだろう、毎年どっちかっていうと、わかりやすい作品が選ばれてる傾向があるかな。

ーー2020年からここ数年はコロナ禍での映画祭運営になってると思います。今年はどのような形での映画祭運営になるのでしょうか?(りさこ)
そうですね。コロナがあったので、去年とかは海外のゲストって、本当にもう数年片手で足りるぐらいしか招聘してなかったんですけど、今年はもう少しその招聘を拡大しようっていうのがあって、具体的にどのくらいになるかっていうのはまだこれからなんですけど、海外からゲストをもっと呼ぼうっていう動きがあります

映画祭についても本当にコロナの状況次第になっちゃうんだけど、基本的には普通にリアルに開催をする。東京国際映画祭はコロナ禍においても、基本的に映画の本編の上映は必ず映画館でフィジカルでやるというように決めていて、他国の映画祭だと映画の本編をオンラインで観て、完全にオンライン上で映画祭をやってるとこもあるんですけど、東京国際映画祭は今のところ本編は劇場で観ようっていうようにしていてそれは多分今年も変わらないですね。

ーー外国からゲストの方をお呼びする時は、どのような形で交渉するのでしょうか?(りさこ)
基本的にひとりひとりに交渉させていただく感じです。基本的に招聘に関しては、先方のいわゆる、航空代とか、宿泊代はある程度こっちで持つっていう感じなので、その予算との兼ね合いをかけながらっていう感じかな。

ーー東京国際映画祭は、どのような企業、団体、人々の出資や協力で運営されているのかを教えてください。(ゆうき)
そうですね、これは色々なところから予算をいただいていて、大きなところをいうと、国の経済産業省や文化庁というところからお金が出ています。あとは東京都、これはもう大きく支えてもらっています。それ以外にはいわゆるスポンサーといわれる、コカ・コーラとか、アマゾンプライムビデオとかの民間の企業から色々協賛金をいただいて、それを運営資金に回しています。

ーー少し前の質問に関連するんですけど、コンペティション部門に選出されたり、賞を取った作品が、その後どうなっていくのかっていうのを教えていただきたいです。(ゆうき)
そうだね。理想的には、やっぱりグランプリ取った作品が必ず日本に配給される、そしてそれがヒットするっていうのが1番の理想形だと思うんだけど。残念ながら東京国際映画祭はまだそう風にはなっていないんです。過去に『最強の2人』っていう東京国際映画祭でグランプリを取って、その後大ヒットしたっていうのはあるんだけど……。

グランプリを取っても、配給が決まらないっていう作品も中にはあって、それはとても寂しいことだからそこら辺をちゃんと配給に結びつけるような形でできるのが、やっぱり映画祭としても、理想ではある。

ーーそこが最終的な目標にはなるということでしょうか?(ゆうき)
映画祭にもいろんな目標があるので、最終的な目標にはならないけど、まあ、数ある目標のひとつ。映画に賞を与えることで、その映画にスポットライトを当てて、その映画は世界に羽ばたいていけるんですよね。それは映画祭のひとつの大事な機能なので。ひとつの目標ではあるよね。

ーーグランプリを獲得した映画であっても、日本で上映されないというのは、それは配給会社の人が見た時に、上映するに値しないと思うということなのでしょうか?
そういうことだね、残念だけど。

ーー素晴らしい作品でも、グランプリを獲得するようなものでも響かないということでしょうか?
ここ数年は一応グランプリ取ったやつは、配給はついてはいるんだけど、俺が入る前の2018年の作品は、結局配給がつかないまま終わったとは聞いているので、その作品観てないからわからない部分もあるんだけど、やっぱり映画祭のグランプリってね、必ずしも誰しもがわかりやすいものじゃなかったり、すごい先鋭的なものもあったりする。

そうすると一般向けには難しいなみたいなみたいなことはあったりして、で、配給がつかないっていうケースもある。

ーー言い換えると、一般受けするわけではなさそうな映画がグランプリを獲得することが、東京国際映画祭では多々あるということでしょうか?
そうだね、映画祭でグランプリを与えるっていうのは、審査員の真意的にも例えばね、大体15本ぐらいコンぺ部門ってあるんだけど、「これは別に我々がわざわざスポットライト当てなくても、この映画はヒットするでしょう」みたいのもあると、そういう映画にはあんまり賞を与えたがらないという人間の心理で。

やっぱり「ものすごい光るものがあるけど、なかなかこれ注目されないね」みたいなものに光を当てることが映画祭受賞のひとつの理由でもある。だから割とそういう作品を審査員も選びがちではあるかな。

ーーありがとうございます。続いて、菊地さんは今年の映画祭にどのような人に来てほしいとお考えですか?(ゆうき)
そうですね、映画好きの人は全て来てほしいと思っています。ただ東京国際映画祭の課題としてね、若い方がね。まだ十分に来てないというところがあるので、若い方に特に来てほしいかな。

ーー年齢だとどういった層の方が多くいらっしゃっているのでしょうか?(ゆうき)
40代、50代の方で、男性の方が多いかな。
割と1人で来る方が多い。まあいわゆる本当にコアな映画ファンの方々かな。

ーー何人かで来場しているとか、友人同士でっていうのはあまり見かけない?(ゆうき)
そうだね、友人同士に本当に気軽に来てほしいなと思うんだけど、やっぱりちょっとそこらへん、敷居が高いみたいで…。

ーー映画祭に来る観客の方が、40代50代の男性の方が多いっていうお話だったんですけど、私も実際に行ってる時に、学校帰りとかで、高校生の時はおじさま方に囲われて1人とかで見ていて、映画祭の雰囲気プラス、日比谷っていうところよりは、若い人はやっぱり新宿とか渋谷の映画館に行くことが多い気がして、場所も影響しているのでしょうか?(ゆうき)
そうだね、かつてはね、東京国際映画祭でずっと渋谷でやってたんだけど、そっから1回六本木に移って、去年から日比谷有楽町に移ってきたっていう感じなので。

確かに若者向けというエリアではないから、場所の関係っていうのはあるのかもしれないね。まあでもしばらくは日比谷有楽町で多分動かないだろうから、そこでいかに呼び込んでくるかっていう感じですね。

ーー私の体感としては、逆に映画祭に行くようになって、その近辺の街並みも好きになったので、そうやって町並みも全体も含めて、宣伝できればなって思ってます。(ゆうき)
まさに今年はそれをやろうと思ってて。せっかくね、この有楽町日比谷っていう、東京のど真ん中に入ってきたんで。六本木の時は本当に六本木ヒルズだけっていう限定で、その町の広がりが全然なかったので。こっち来ると、結構町の広がりがあるので、そういう街全体をひっくるめてやれるといいないうのもある。

映画について

ーー近年、若者の映画離れについてよく耳にします。YouTube等の台頭で、2時間、3時間が耐えられない若者が多いという問題について、菊地さんはどのようにお考えですか?(ゆうき)
そうだね。個人的には2時間、3時間って全く長いと思わないんだけど、人それぞれだよね。長いと思う感覚も映画を早送りして観るかどうかも。とはいえやっぱり、映画はあくまで映画館で観るいうことを前提として作られてるんだよね。音の作り方や画の作り方って。基本はそこを前提にして、クリエーターは作ってるので、やっぱり基本的には映画は映画館で観るべきものだと思う。でも、やっぱりストリーミングって便利だし、俺も普通に観てるから、そういうの本当に人それぞれのね、スタイルの取捨選択にはなっちゃうよね。

ただ、映画っていうコンテンツを観る選択肢が増えるということは、映画にとっては良いことだとは思うので、いろんな選択肢が増えた方がなんだろう、面白いんじゃないかなって思います。

ーー映画館に行ってほしいっていう思いもありつつ、いろんな媒体で観れるっていうのは、結構ポジティブに捉えられている?(ゆうき)
俺はね。業界の中にはそうじゃない人もいると思うけど。
でもなんだかんだいって、やっぱり映画館に帰ってくるんじゃないかなと思うけどね。ストリーミングとかで観てる人が「映画って面白いな」と思って、じゃあ映画館で観ようっていうことにもなるかもしれないし。

音楽で言うと、CDの売り上げはすごい減っちゃったけど、でも、逆にコンサートとかライブとかは売り上げが伸びているっていう部分もあるから、映画館、映画体験もそういう感じになるんじゃないかなっていう気はするね。
ーーちなみに、菊地さん自身の、先ほど最初にお話しいただいた、図書館にあったレーザーディスクで見始めて、ハマった作品って何ですか?

黒澤明の作品が多いかな。それまで黒澤明はあんまり観たことがなくて「本当こんなの撮っている人がいたんだ」って衝撃を受けたね。あとは日本の古い白黒の映画とかも多かったな。

ーーそれらの映画のどこが魅力的だったのでしょうか?
白黒で観るっていうことがなかったから、白黒で観てもこんなに面白いんだというところかな。具体的にいうとストーリーだよね。

ーー菊地さんが好きな作品を教えてください。(ゆうき)
まあ死ぬほどあるんで…最近観た中だと『トップガン マーヴェリック』はもうめちゃめちゃ面白かった。リアルタイムでオリジナルを観ていたから前作へのオマージュ的なシーンも本当にふんだんにあって、たまらなかったな。

ーー先ほど、宣伝の時に実際に書いた文が、そのまま様々な媒体に乗るといったお話を聞いて、すごく文章力が優れていらっしゃるんだろうなと思いました。なにか学生時代に映画に目覚めてから、自分でレビューを書くなどされてたんですか。(ゆうき)
全くやってなくて、会社入ってから鍛えられたっていう感じかな。学生時代、映画を観てたけど、いちいち映画批評を書いてメモったりとかってことは全然してなくて、むしろ、会社入ってからならそういうことしてたかな。

ーーそれは、もう実践的に宣伝をやる中で鍛え上げられてたのでしょうか?(ゆうき)
そうだね。映画のチラシを集めるのが結構好きで、学生時代からやってて、チラシの文章でいいなとかっていうのがあったんだよね。これ自分で書くんだって思いながらずっとやってたかな。

ーーチラシっていうのは、フライヤーとかですか?
そうそう。ちなみに宣プロになると、マスコミの方に配るプレスっていうデータ系の資料があって、あれも全部自分で作ることになるよ。そのプレスの資料のテキストは全部自分で書いたかな。

ーープレスとかフライヤーとかって、映像の宣伝と結構関わり合って、調整してる部分ってあるんですか?
そうね、映像を文字に落とすってすごい難しいんだけど、ビジュアルを使ってデザインでやると、なんとなく、その映画のもつムードみたいなのは伝わる気がしていて。ムードと、とにかく言葉とビジュアル。ポスターは特に映画の顔になるようなものなので、その顔を作っていくっていうのは、心がけてたよね。
ちなみに好きな監督は、ウッディ・アレン

ーーその監督の作品だと、どれが1番好きですか? 
まーそれもね、選びきれないかな、基本的に毎年1本ぐらい撮ってるんです。今80歳ぐらい。

ーー若い方に見てほしい作品をひとつを教えてください。
これ結構マニアックなんだね。ちょっとひねくれた映画の作り方をしていて、それがとてもいいんだけど……『カイロの紫のバラ』っていう作品。映画を観ていたら、映画の中から映画スターが出てきちゃう、そのスター達の話で、結構わかりやすくて面白いと思います。

東京国際映画祭の楽しみ方

ーー東京国際映画祭に行きたいと思ってもどうすればいいのかわからないっていう人に向けて、菊地さんが考える映画祭の楽しみ方を教えてください。(ティファニー)
年に1回のイベント、お祭りで基本的に毎年10日間開かれてるので、どっかで1日時間を見つけて、まずは映画祭で上映する作品が載っている作品ガイドを見て、気になる作品を吟味してもらいたいかな。

ただ、1作品あたり少しのスペースしかなくて、文字量も100文字ないぐらい短い。そこで自分の直感を信じて「これは面白そうだな」って感じで決めてもらいたいな。それで当たった時は本当に嬉しいし、もちろん外れる時もあるんだけど、なんかこう結構宝くじ感覚で来てくれると面白いかなと。
ほんとにこの機会を逃しちゃうと、もうこの映画が日本で全く観れなくなっちゃうっていうケースがかなりあるから、ここでしか観られないのを観てほしい。

ーー映画のことをあまり知らない方や、それこそ若い人たち向けの映画祭の楽しみ方ってありますか?(ティファニー)
そうだね。やっぱり映画祭なので映画を観るっていうのが1番ではあるんだけど、映画祭って映画の上映以外にも、例えばトークショーとか、日比谷の野外上映とかもあったりするので、映画を観る以外でもそういうトークショーを見てもらうとか。ワークショップとかもあったりするので、ワークショップとかに参加してもらうとか。映画を観る以外にも映画の楽しみ方も色々あるので、そういうのを映画祭で楽しんでもらえるといいかなって思う。

あとやっぱり理想としては、東京国際映画祭の会場に行くと、いろんな映画人がいて、そこで映画人とフランクに話せちゃうっていう場に東京がなる。それはほんとに面白いだろうなと思う。

ーーありがとうございました!
ーーー
ここまでお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか?

我々12期も、プロフェッショナルである菊地さんに様々なお話を聞くことができ、大変貴重な経験をさせていただきました!

これを読んで、少しでも東京国際映画祭に興味を持っていただいた方は是非ご来場ください!🏃🎥
東京国際映画祭は10/24~11/2、日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアにて開催です!

<プロフィール>
菊地裕介さん(Yusuke KIKUCHI)
1974年生まれ。東宝所属、公益財団法人ユニジャパン勤務。大学在学中に映画に生きることを決意、単身渡米、New Yorkで映画を学び、現地で1本映画を作り、それがたまたまロバート・デ・ニーロの目に留まり評価を受ける、というのはウソだが(前半はホント)、97年東宝に就職。宣伝部で『クレヨンしんちゃん』『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』『電車男』『NANA』『ガチ☆ボーイ』『パコと魔法の絵本』『ノルウェイの森』『神様のカルテ』などの宣伝を担当し、2014年4月からは国際部で『STAND BY ME ドラえもん』『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』『君の名は。』『怒り』などの海外セールスを担当。2018年4月から東宝東和に出向し洋画を手掛け、2019年4月からユニジャパンに出向、東京国際映画祭の広報を担当。O型甘党。2児の父。

菊地さんHPより

(取材:山岡、牧野、藤木、ズ)(執筆:ズ・ティファニー)


いいなと思ったら応援しよう!