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東京国際映画祭・学生インターンに聞く!②映画上映会「サヤマdeシネマ」とは?

こんにちは!学生応援団のわくとです。
今回は、前回に引き続き、西武文理大学の学生インターンの皆さんにインタビューを行い、毎年9月に埼玉県狭山市で行われる「サヤマdeシネマ」についてお聞きしました!

「サヤマdeシネマ」とは?


西武文理大学のある埼玉県狭山市には、実は映画館がないそうです。
そんな中、東京国際映画祭にインターンとして参加していた西武文理大学の学生の方が、「だったら自分たちで映画上映会を始めて、狭山市の皆さんに映画を観てもらおう!」ということで始まったのがこの「サヤマdeシネマ」です。
今年で第8回目を迎える「サヤマdeシネマ」ですが、東京国際映画祭に関わるプロの協力を受けながら、学生たち自ら企画・運営を行っているそうです!
上映作品は、過去の東京国際映画祭で上映した作品を学生の皆さんで鑑賞し、お互いに理解を深め合いながら、毎年選りすぐりの4本を決定しています。

今年の「サヤマdeシネマ」ポスター!

サヤマdeシネマ vol.8


今年の「サヤマdeシネマ vol.8」は、9月21日(土)・22日(日)の2日間、狭山市市民会館小ホールにて行われます!
入場料無料で、参加希望者を公式ホームページ、または、はがきにて募集受付中です。
詳しくはこちらの公式HPから→公式ホームページ

今年の「サヤマdeシネマ vol.8」のラインナップ4作品について、西武文理大学3年の布留川さんに見どころをお聞きしました!

西武文理大学にお邪魔しました!

①『ミツバチと私』

9月21日(土)第1部(開場/11:00 開演/11:30)
 

© 2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

<あらすじ>
夏のバカンスでフランスからスペインにやってきたある家族。8歳のアイトールは自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの中で悩み、周囲に心を閉ざしていた。母アネは、愛トールを愛しながらも向き合い方に迷っており、子育てをめぐって家族と時々対立していた。叔母が営む養蜂場で、ミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチやバスク地方の豊かな自然に触れることで心をほどいていく。ある日、自分の信仰を貫いた聖ルチアのことを知り、アイトールもそのように生きたいという想いが強くなっていくのだが..........。

<見どころ>
昨年度の東京国際映画祭で「エシカル・フィルム賞」を受賞した作品です。
家族愛やLGBTQといったテーマが取り上げられていて、多くの人に見ていただきたい作品だなと思いました!

②『PERFECT DAYS』

9月21日(土)第2部(開場/15:10 開演/15:40) 『PERFECT DAYS』

©2023 MASTER MIND LTD.

<あらすじ>
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。
同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。
その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。
その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。
それが男の過去を小さく揺らした-

<見どころ>
昨年の第36回東京国際映画祭のオープニングを飾った作品で、世間でも大きな話題を呼びました。主人公の姿を通して、淡々とした毎日だけど、その中にも美しさがあって、当たり前じゃない日常が繰り広げられているのだと気づかされました。
ささやかな喜びが感じられる、とても素晴らしい作品です!

③『窓辺にて』

9月22日(日)第1部(開場/11:00 開演/11:30)

©2022「窓辺にて」製作委員会


<あらすじ>
フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った高校生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と…。

<見どころ>
2022年の東京国際映画祭で観客賞を受賞した作品です。登場人物たちが繰り広げる会話劇のテンポが小気味よく、飽きることなく聞いていられます!
映像も美しいので、ぜひ観ていただきたいです!

④『よだかの片想い』

9月22日(日)第2部(開場/15:20 開演/15:50) 

©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会


<あらすじ>
大学院生の前田アイコ(松井玲奈)は、生まれた時から顔のアザと共に生きてきた。小学生の頃、クラスメイトからそのアザをからかわれたことをきっかけに、アイコは自身の人生の中で、“アザがある自分”と向き合っていくことになる。そのためアイコは、人間関係や恋愛に対してもどこか一歩引いており、研究室で自分の研究に没頭する日々を過ごしていた。
そんなアイコだったが、出版社に勤務する友人の穂高まりえ(織田梨沙)からの提案で、自身のアザと半生についての自伝を出版することになる。インタビューでこれまでの経験を語り、公園での写真撮影に臨むアイコ。本は注目を浴び、にわかにアイコの生活は変わり始めるー。

<見どころ>
生まれつき頬にあざのある女性が主人公のお話です。
この作品では「目に見えるあざ」が描かれていましたが、誰しも、心のどこかに見えないあざや傷のようなものを抱えて生きていると思うので、そんな私たちにすごく刺さる映画です。
また、あざを通して観るからこそわかってくる本当の人間関係や、人間の大切さも感じられて、そこも魅力的です!



以上の4作品が上映されるようです!
どれも魅力的な作品ばかりで楽しみですね…!

意気込み

最後に、今年の「サヤマdeシネマ vol.8」に向けた意気込みを伺いました!

布留川 今年の「サヤマdeシネマ vol.8」は「楽しさから生まれるシビックプライド~映画のある日常」テーマに活動してきました。
このテーマには、これからの「サヤマdeシネマ」を、地域市民としての自覚や覚悟を育んでいけるようなイベントにしていきたい!という思いが詰まっています。
個人的には「狭山をもっと映画があふれる街にしていきたい」という思いが強くあります。映画は、やっぱり小さい頃から観るもので、映画を観た後の楽しさや感動といったその瞬間の感情が、狭山の懐かしい原風景と溶けあったらどれだけ美しくに心に残るのだろうかと考えることがあります。
そういった映画を見る楽しさや感動を、市民の方や、一緒に上映会を作り上げてきた仲間、これまで携わってくれた方々と共有して分かち合っていけたら良いと考えています。
ぜひ「サヤマdeシネマ」に足を運んでみてください!

改めて、「サヤマdeシネマ vol.8」は9月21日・22日に開催されます!
東京国際映画祭で上映された名作を無料で見られる貴重な機会です!

作品鑑賞希望申し込みは9月2日(日)まで受け付けているので、たくさんのご応募お待ちしております!
申し込みは公式ホームページ、または、はがきにて募集受付中です。

【はがきでの申し込み】
はがきに必要事項を記入のうえ、下記宛先まで郵送
【必要事項】
1.氏名(フルネーム)
2.年齢
3.住所
4.電話番号
5.希望する作品名
※はがき1枚で最大4作品の申し込みができます
(ただし、申し込み者多数の場合は作品ごとに抽選となります)
【宛先】
〒350-1336 狭山市柏原新田311番地1
 西武文理大学サヤマdeシネマ実行委員会
【申込期限】
2024年9月2日(月曜日)必着

【インターネットでの申し込み】
専用ホームページの申し込みフォームから申し込み
リンク→公式ホームページ
【申込期限】
2024年9月2日(月曜日)

(執筆・構成 わくと)


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