生命保険の話

我が家は母が基本的に保険などは加入しない主義なので、
それに準じて(というか特に何も考えていないので)私もそういった類のものは必要最低限にとどめている。

以前、「私って生命保険入ってるの?」と母に尋ねたことがあるのだが、
その時返ってきたのはこんな答えだった。

「保険は命に代えられない。
そもそも死んだらお金なんかあっても意味ない。
だからうちは生命保険は一切入ってない。」

保険に入るも入らぬも個人の自由なのでいいとか悪いとかの話ではない。
お金が、残された人の役に立つ場面も少なからずあるとは思う。

ただ、お金を貰ったところで故人が生き返らないのはたしかで、
以来、「死んだらお金なんかあっても意味ない」のフレーズが妙な説得力をもって心から離れない。

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