#18 気まぐれ日記。「ウミガメの広告」
・アルバイトの面接を受けに新宿へ行った。
・東京へ引っ越してから1年ほど経つが、最も”東京らしさ”を感じているのは新宿駅かもしれない。駅構内のややこしさといい、世界一の乗降客数といい、広告と文字の多さといい、ありとあらゆるものの密度が高い。密度の密度が高い。
・アルバイトの面接が終わったらそこからは適当に、ビックカメラ徘徊して、タイトーステーションでDDRして、へとへとになって帰った。それぐらいだな。
・SOVIETSのTシャツが届いた。なんとなくMサイズにしてみたけどちょっと小さかったかもしれない。ただLは大きく感じたんだよなぁ…………。
・100円のアンチョビを買った。
・そもそも高いアンチョビを食ったことがない、というだけだが100円にしては全然美味かった。私はお酒が飲めないので炭酸飲料を飲みながらアンチョビをつまみとしていただいた。
・キッコーマンの豆乳飲料を大量に買ってきた。豆乳が飲みたくなったので。根底が豆乳でこんなに味にバリエーション出せるもんなのかと今更感心した。一日一本飲んでいこう。
・最近海外の変な広告を漁るのに嵌っている。昔から何回か嵌ってたけど。
・こういうやつ。ミニマルな広告に惹かれがちかも。広告の癖に相手の伝えたいことをこちらから積極的に考えていくのが面白い。この感覚は、ウミガメのスープを出題されたときの感覚に似ている。
・この広告を例に挙げると、まずパッと見て認識できるのは商材である「デンタルフロス」と「種が取れた苺」のたった二つだけだ。まずキャッチコピーが無いことに、驚くどころか不安になる。
・より不自然に存在している苺について考え始める。なぜ種が綺麗に取れているのか。なぜそれがデンタルフロスにつながるのか。
・脳内で苺に対していろいろ試してみていくと「苺は食べると種が歯に挟まりやすい」考えが浮かぶ。ここでようやくデンタルフロスと共通点を見出すことができる。
・苺から歯に挟まりやすい”種”だけを取り除いているということは「このデンタルフロスがその種を取る役割を表しているのではないか」とようやく広告のビジュアルに納得がいくようになる。
・この妙な体験が今の自分にとって莫大なカタルシスを与えてくれる。そして何よりこれがアートではなく、立派な社会派な存在でいる点も魅力の一つかもしれない。広告のほかにもコマーシャルとかも好きだし。
・最近はDiscordのコミュニティでクイズを出してみたりもするが、広告でクイズを考えるというのもなかなかに面白い。
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