見出し画像

2024年NST専門療法士試験覚書

自分用覚書なので、変な問題や選択肢あるかもしれませんが、あしからず。
寝たらそこで試合終了だと思ったので試験後に頑張りました。
選択肢ほぼ覚えてないです。思い出したら追記します。

たくさんの方々に多忙な中御協力頂き、60問以上の問題を公開することができました。御協力頂いた方々、本当にありがとうございます。
有料化することはポリシーに反するので絶対に致しません。
今年受験された方々の中で、過去問作成に協力してやってもいいぜという方は、こちらか、Xにコメントいただければ幸いです。

◼️試験は、問題数81問、120分 5者択一でした。

1.術後早期回復プログラムで誤ってるもの
①胃管留置
②早期離床
③最低限の術前腸管処置
④適切な疼痛管理


2.食事摂取基準2020の生活習慣病の予防を目的とした指標
①推奨量
②推定平均必要量
③目標量
④目安量
⑤耐用上限量

3.三大栄養素の吸収方法
①たんぱく質はペプシノーゲンにより分解される
②糖質は全て単糖類まで分解されて吸収される
③フルクトースはSGLT1から吸収される

4.十二指腸から上部空腸で吸収されるもの
①鉄
②胆汁
③ビタミンC
④ビタミンB12
⑤ビタミンA

5.母乳を摂取してる新生児で不足するビタミン
①ビタミンD
②ビタミンA
③ビタミンB12
④ビタミンB1
⑤ビタミンC

6.一価不飽和脂肪酸を選べ
①オレイン酸
②リノール酸
③エイコサペンタエン酸
④α-リノレン酸
⑤パルミチン酸

7.胃ろうの管理で誤ってるもの
①瘻孔拡大時は太いチューブへ変える
②不良肉芽はステロイド軟膏塗布
③バルーン抜去困難時はバルーンを穿破して交換する
④バンパー型抜去困難時は外側切断して内視鏡で回収する

8.PICC管理で誤ってるもの
①エコーで静脈を確認
②ルーメンは最低限にする
③定期的に交換する
④挿入部位は影響される
⑤PICCは感染リスクが低い

9.不可逆的悪液質で誤ってるもの
①皮膚の乾燥
②内臓蛋白の減少
③体脂肪量の減少

10.ビタミンの欠乏症で誤ってるもの
①ビタミンA ー 夜盲症
②ビタミンK ー 出血傾向
③葉酸   ー 巨赤芽球貧血
④ビタミンD ー 骨粗鬆症
⑤ ビタミンB12 ー 壊血病

11.脂肪乳剤
①魚油が主成分である
②乳化剤としてリン脂質がある
③投与速度は1g/kg/h
④フィルターを通過する
⑤他薬剤と混注可能

12.非代償期肝硬変で疑われるもの
①高血糖
②消費エネルギーの減少
③塩分

13.急性腎不全の対応で正しいもの
①輸液を開始する
②透析膜から脂質が抜ける
③電解質異常がなければたんぱく質制限は不要

14.脂肪酸のβ酸化に必要なもの
①カルニチン
②シトルリン
③オルニチン
④アルギニン

15.消化酵素の作用で正しいもの
①ガストリン ー 胃酸分泌促進
②ソマトスタチン ー 消化液分泌促進
③コレシストキニン ー 消化液分泌抑制
④モチリン ー 

16.小腸・大腸の機能構造で正しいもの
①小腸は10mある
②小腸は重層扁平上皮
③大腸は輪状ヒダがある
④pH上げる

17.短鎖脂肪酸について正しいもの
①大腸で腸内細菌が発酵して産生
②pHを低下させて腸内環境を整える
③プロピオン酸はコレステロールを低下させる
④酪酸は炎症を下げる

18.十二指腸と空腸の移行部
①Treitz靭帯
②幽門下輪
③バウヒン弁
④ダグラス窩

19.生体インピーダンス法について正しいもの
①食後2時間以内に測定する
②1時間くらい検査にかかる
③放射線暴露しない
④ペースメーカーの患者も検査可能である
⑤浮腫にも有用である

20.PTEGについて正しいもの
①内視鏡を使う
②胃全摘してる者は適応してない
③腹水がある者には適応してない
④超音波を使用する
⑤アメリカで考案された

21.経鼻胃管で正しいもの
①仰臥位で挿入する
②12Frが適してる
③薬剤投与は簡易懸濁法が望ましい

22.心不全について誤ってるもの
①体重増加は栄養改善と捉える
②浮腫を認める
③食欲不振がある

23.閉塞性黄疸について正しいもの
①脂溶性ビタミンの吸収が低下する
②直接ビリルビンがグルクロン酸により間接ビリルビンとなる
③血中ビリルビン濃度が上昇する
④褐色便が排泄される

24.GLIM基準の項目にあるもの
①筋肉量減少
②アルブミン

25.急性憩室炎
①TPN
②PPN
③経鼻胃管
④経腸栄養

26.認知症を引き起こす疾患について誤ってるもの
①葉酸欠乏
②ヨウ素欠乏
③高コレステロール血症
④B 12欠乏、B1欠乏
⑤アンモニア

27.侵襲期の代謝で誤ってるもの
①血糖値は低下
②炎症性サイトカイン上昇

28.フレイルとサルコペニアの共通項目
①体重
②歩行速度
③主観的疲労感
④活動量の低下
⑤骨格筋減少

29.10歳脱水の少年。与える経口補水液の組成で適してるもの。
Na、K、浸透圧

30.女性、幽門側胃癌。転移なし。3ヶ月で10%BW減少。ケモでやや縮小。根本的治療したいと希望。最初に選択する治療はどれか。
①幽門側胃切除
②経鼻経腸栄養を開始
③静脈栄養
④胃全摘

31.高度肥満の栄養管理で正しいもの
①フォーミュラー食はミネラルを含む
②術前に超低エネルギー食での急激な減量が推奨される
③フォーミュラー食で体蛋白は考慮されない

32.癌ケモ後。食事摂取不良。体重減少23%。GLIM基準当てはまるもの
①重症
②中等度
③軽症
④栄養リスクあり
⑤栄養リスクなし

33.脂肪を乳化するもの
①胆汁酸
②リパーゼ
③ペプシン

34.10回以上下痢の男性。考えられるもの。
①代謝性アシドーシス
②代謝性アルカローシス
③呼吸性アシドーシス
④呼吸性アルカローシス

35.喫煙者。呼吸苦ある男性。CTで横隔膜平坦、COPD。
①分食をすすめる
②安静を促す
③リハビリをする
④ONSを食事に取り入れる


36.くも膜下出血。経鼻胃管より半消化態栄養を投与してる寝たきり女性。
リハビリ継続する上で必要なのはどれか。
①成分栄養剤いれる
②消化態栄養剤いれる
③半固形態いれる

37.高張性脱水について低下するもの
①尿量
②尿比重
③ナトリウム
④Ht
⑤浸透圧
⑥Hb

38.間接熱量測定について正しいもの
①気管切除している患者にはできない
②体重20kg未満の小児は適応外である
③立位で測定する
④8時間以上の絶食が必要
⑤骨格筋量を測る

39.神経性食欲不振の女子。何を注意して観察するか
①○○〜○○kcalで栄養投与
②リンのチェック

40.新生児の細胞内液の水分割合
①5%
②10%
③20%
④30%
⑤40%

41.糖尿病治療薬で体重減少を来たす薬剤はどれか
①SU剤
②グリニド系
③DPP4阻害薬
⑤チアゾリジン系
⑥SGLT2阻害剤

42.脳梗塞。誤嚥性肺炎。片麻痺杖歩行。5病日目、嚥下障害により食事摂取が困難。対応で正しいもの。
①胃ろう造設
②経鼻胃管留置
③TPN
④PPN

43.アルコール性肝障害。もともと大酒豪。辻褄が合わない、傾眠、歩行不安定、頭部CTで中脳付近高領域認める。
①肝性脳症
②ウェルニッケ脳症
③脳梗塞
④脳炎

44.重度熱傷の栄養管理

45.急性膵炎について誤ってるもの
①早期経腸栄養は禁忌
②静脈栄養
③シンバイオティクス

46.交通事故でショック状態。2病日目、ショック改善後の栄養管理。
①標準組成のEN
②アルギニン
③P: 0.7g/kg/day
④E: 2100kcal/day
⑤免疫賦活EN

47.小児の中心静脈栄養について誤ってるもの
①感染した時はエタノールロックが有用
②誤挿入で心タンポナーデのリスクがある
③ブロビアックカテーテルが良い
④血気胸リスクがある
⑤鎖骨と第一肋骨にカテーテルが挟まれるとピンチオフを起こす

48.パーキンソン病に関する記述で誤ってるもの
①誤嚥性肺炎で死亡?
②抗精神薬で嚥下障害?
③振戦のある方の基礎代謝は下がる

49.体液と等張でないのはどれか
①0.9%生理食塩水
②5%アミノ酸
③5%ブドウ糖
④リンゲル液
⑤20%脂肪乳剤

50.関連しているもので正しいものはどれか
①酢酸亜鉛 ー 血清銅濃度

51.TCA回路に関する記述で正しいもの

52.解糖系に関する記述で正しいもの
①解糖系は核内でおこる
②解糖系は酸素が必要
③TCAサイクルにビタミンB1が必要

53.水溶性食物繊維について正しいもの
①糞便量を増やす
②pHを下げる
③大腸のエネルギーになる

54.COPD
①フィッシャー比は低下してる
②たんぱく質制限が必要
③アルブミンは低下する

55.リフィーディング症候群について誤ってるもの
①高カリウム血症
②低リン血症
③肥満に多い

56.BCAAはどれか
①ロイシン

57.胃切後の男性。対応で正しいもの
①食べる時間を短くするように指導
②水分摂取を促す

58.VEに関する記述で正しいもの
①嚥下時の咽頭・喉頭の動きを観察する検査
②嚥下反射を見ることができる
③口腔期の確認ができる

59.高ナトリウム血症の原因となる疾患はどれか
①水中毒
②尿崩症
③?
④バソプレッシン
⑤抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

60.高カリウムの対処法で誤りはどれか
①マンニトール
②フロセミド
③グルコン酸カルシウム
④グルコースーインスリン療法
⑤透析

61.大腸の腸内細菌について正しいもの
①大腸菌のほとんどは好気性菌である
②人種によって同一の内容である
③抗生剤で恒常性が破綻する

62.身体測定について正しいもの
①CCは筋肉量をみる
②指わっかテストは脂肪量を簡便に測定できる
③上腕周囲長は脂肪量をみる
④ウエストヒップ比は骨格筋量をみる

63.薬剤と効能で正しいもの
①甘草 ー  高カリウム
②ACE阻害剤 ー誤嚥性肺炎

64.トランスサイレチンが高値になる疾患はどれか
①腎不全
②鉄欠乏性貧血
③脂肪肝

65.PDについて誤ってるもの
①不随意運動で消費エネルギーは低下する
②誤嚥性肺炎での死亡率が高い
③抗精神薬で嚥下障害が惹起する

66.肝転移あり。S状結腸癌。評価
①悪液質
②心不全
③腸閉塞

67.やや肥満50代女性。食事摂取基準。摂取量を維持する項目
①En 2800kcal
②Pro 40g
③Ca 650mg
④Nacl 9g
⑤食物繊維 15g

68.菜食主義。魚介類中心の人。関節痛と手の痺れを自覚。欠乏してるもの
①ビタミンD
②ビタミンK
③ビタミンB12
④葉酸

69.腹水伴う肝不全。C型肝炎。誤ってるもの
①たんぱく質 ⒉0g/kg/day

70.職場健診。BMI31、栄養指導内容で正しいもの
①朝食を抜く
②外来でのベリーローダイエット
③3〜5%の体重減少

71.閉塞性黄疸。経鼻経肝胆道ドレナージ。処置前投与。
①ビタミンK
②高カロリー輸液
③ウルソ

72.SBS(空腸〜S状結腸切除)。欠乏
①水溶性ビタミン
②脂溶性ビタミン
③鉄
④ビタミンA
⑤シュウ酸性腎結石症

73.食道癌。内視鏡がギリギリ入る程度。次何をするか
①内視鏡胃ろう造設
②ステント挿入
③経鼻胃管留置

74.高齢者。糖尿病。サルコペニア。週1回ウォーキング。BMI 19、HbA1c⒌8
今後リハビリ継続するための提供栄養量について正しいもの
①800
②1200
③1600
④2000
⑤2500

75.幽門側切除後の方。食後30分で目眩、痺れ、腹満症状。
①全摘で起こりにくい
②分割食を勧める
③術後1年以内に起こりやすい
④味覚症状なし
⑤低血糖に由来する

78.褥瘡患者。酢酸亜鉛投与。亜鉛正常値、味覚症状なし、フェリチン、血清鉄低値、追加すべき検査項目は。
①Cu
②TTR

79.CKDステージ5。外来通院中の高齢男性。必要栄養量の設定。
①E1400 ー P38
②E1400 ー P48
③E1400 ー P65
④E1800 ー P48
⑤E1800 ー P65

80.心不全症例。循環動態不安定。強心薬増量中。
①必要栄養量は入院時(浮腫あり、BW↑)のBWを使う
②経腸栄養は控える

81.糖尿病放置。腎症となった患者。血液透析の栄養管理。

写真 舌。胃切除後。味覚障害なし。欠乏してる微量元素
①ビタミンB 12
②亜鉛
③鉄


写真 汚い口腔内と入れ歯。誤嚥性肺炎の人。NST時介入することは。
①義歯洗浄する
②嚥下評価する

写真 小児の🖐️の画像。在宅成分栄養。欠乏してる栄養素。
①セレン
②ビタミンB12

写真 バンパー型の胃ろう。腹部パンパン。CT画像。
①ボールバルブ症候群
②バンパー埋没症候群

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?