出産方法は?
自然分娩と帝王切開。どちらも命がけなことには変わりはない。自分はどっちの分娩になるんだろうか?なんとなく自然分娩はできないんじゃないかなと思っていたのが的中した。
出産は計画的帝王切開
9週の壁を乗り越えた時、病院の決定とともに予定帝王切開にさせて欲しいという話をされた。
帝王切開を提案された理由は大きく3つあった。
私の身長が150cm以下
骨盤が狭く頭が通らない可能性が高い
持病がある
妊娠が分かってからすぐ、上の3つの理由で帝王切開になる可能性は高いと言われていたし、手術に対して特に怖いとは思わなかった。持病があるけど、どちらかというと1と2が大きな理由だった。
できれば経膣分娩の痛みも味わってみたいなぁーなんてぼんやり思ってたし、人生1度も手術をしたことがなかったから決まった時はワクワクしてた。
もともと子供は2人は欲しいね、なんて話していたから帝王切開になったら自動的に次の子もほぼ帝王切開で決まり。
友人がすでに帝王切開で2人産んでいるし、親戚も帝王切開(しかも縦と横で切られているとう稀なケースも!)だったこともあるのか?否定的なことは一切言われなかった。先生によっては3人目もOKだけどそこは要相談でまずは1人目が無事に産まれることを願おう。
誕生日を我々で決めてしまうのはちょっと申し訳ないけど、夫くんは仕事の調整もしやすいからちょうどよかったのかも?
持病についてちょと詳しく
1と2については健康な人でも当てはまることだけども、帝王切開になった理由の3つ目の持病について。
私の持病は「ファブリー病」というライソゾーム病の一種で指定難病です。
症状としては、手足の血が沸騰するような痛み。人によっては剣山に刺されているような痛みが運動した後や入浴中など体が暑くなった時、湿気が高い時、疲れが出て体調を崩した時など。
腫れたり赤くなったりしないから見た目じゃわからないけどもひたすらに痛い。何度手足を切ってやろうかと思ったことか。
出産する時に病気による何かしらのリスクはないけれど、やっぱり先生は心配みたい。最初に通院してた病院じゃ初めて聞いた病気みたいだんもんね。
(まぁ母は診断される前にその病院で私を産んでいるんですがね)
産まれる子供にもどんな障害・リスクがあるかわからないので、NICUやGCUなど設備が整っていた方が良いとのことでほぼ選択の余地なく大学病院へと決定。
子供に遺伝しているかは産まれてすぐにやる新生児マススクリーニング検査に追加すればわかるらしいけど、どのみち治療ができるのは3歳以降だし主治医と相談して産まれてから検査することになった。
(後々知ったけど追加だから別料金が取られるらしい。そりゃそうか。)
治療は2週に1回2時間ほどの点滴で、酵素を補充している。最近飲み薬も出来たみたいだけど我が家系は効果がないらしいので点滴のまま。点滴の時間はほぼ寝てるだけ。通院も大学生の時は、主治医のいる大学病院へ。
(授業の合間に点滴通院してた)その後は地元のとある病院の先生が快く受け入れてくれてそこで今もやってもらっている。きっとこの点滴があわなかったりめんどくさくてやめる人いるんだろうな。先生や看護師さんとの相性もあるのかも?
今のところ副作用もでたことなく、手足の痛みもあまり感じなくなってきた気がする。ただ、出産して3ヶ月ぐらいは育児で通院できないから辛いだろうなー…。考えたくない(笑)
指定難病持ちだけど、見た目では全然わかりません。むしろ病気したことないでしょ!とよく言われるぐらい明るいです。
産科の担当医にすら
「あんまりこれ言っちゃよくなんだけど全然難病持ちに見えないね(笑)」
と言われ
「10数年ちゃんと点滴してたからですよ~!いい研究データですよ!先生もデータ取っていいですよ♡」
と笑いながら返すほど。後ろで作業してた看護師さんたち笑ってたし。
なぜ病気が発見できたかは自己紹介でチラッと書いているので、興味のあるかたはそちらを読んでくださいね。↓
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帝王切開?それとも経腟分娩?
結果は、手術日までに息子は出てくる気はなくこれ以上育ってしまうと骨盤を通ることが出来なくなり最悪な結果になると考えられたため、予定通り帝王切開で息子くんは誕生。
手術1週間前の夜、ちょろっと出血とお腹の痛み・張りがひどく胎動が少なく感じたため夜中だったか病院に電話して診察してもらったが、前駆陣痛だったようで朝には収まってしまった。もしこのまま本陣痛であれば促進剤も使いつつ出産だった。
お昼に帰るとき申し訳ない顔してたんだろうなー。看護師さんたちが「大丈夫!いくらでも電話もしてもいいし、来ていいのよ!手術日までのんびりしてね」と言ってくれて安心した。
ちょっと経腟分娩も経験できるかなというわずかな期待は見事に打ち砕かれたが無事に息子は生まれたし、なにせ手術中は色んな先生と話せて楽しかった(笑)
手術当日の詳細はまた別の機会に。
では。