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「どうかしているとし課」案内板 第四号 軽妙洒脱なM.eri特集

noteの街の路地裏へようこそ。来週には再びぶっ飛ばされるであろう月曜日に思いを馳せ、今ここにある月曜日に盛大なため息をつきながら次の休日を指折り数えようのお時間です。

「どうかしているとし課」は、「なんのはなしです課」「どうでもいい課」の並びの斜向かいにある日突然爆誕した、誰かのどうかしているとしか思えない記事を勝手に解説・案内する課です。
わたしは楽しい、解説された人は場合によっては刺されて痛い、そんな部署を目指しています。
「どうかしているとしか思えない」そんなロジウラーを見つけて面白がっていくのがこの部署の唯一の経営理念です。
そしてこれはわたしの推し事の一環です。
路地裏でたった一人、3年間も「なんのはなしですか」と言い続けたコニシ木の子課長推しの目指すところに少しでも貢献できるなら。その気持ちだけで始めました。
でも、「なんのはなしですか」という人が一人ではなくなってから、半年が過ぎました。
……倒れてしまうんじゃなかろうか。
そんな思いをひそかに抱いていたロジウラーはわたしだけではないはずです。なので、今後はほどほどに推していこうと思います。

推しは推せる時に計画的に推せ

解説・案内される人、記事はロジウラーの中からわたしの独断と偏見で決めます。フォローの有無、日頃の絡みの濃さは関係ありません。
どうかしているとしか思えないこと、それだけが唯一のルールです。
#どうかしているとしか はご自由にお使いください。回収はしませんが、ある日突然予告なく捕獲します。

いつきさんが「どうかしているとしか」的賑やかし帯を作ってくださっています。
ダウンロードして記事を可愛く楽しく彩りませう。

パグを飼っているのでパグばかり贔屓してしまうよ

さて、今回「どうかしているとし課」に捕獲されることになったのは、M.eriさんです。淡々とした文体に、キレッキレのユーモアセンスが光ります。すべらない話的なエピソードも一切表情を変えずに句読点抜きで話し、「なんのはなしですか」で締めるんじゃないかと思います。会ったことはないので、すべてわたしの妄想です。

それではM.eriさん、目次を付けてありますので、いつも通りに安心して路地裏伝統芸能「読むフリして飛べ」でご自身のお気に入りの部門へお進みください。読み手の皆様は、「なんのはなしですか」「どうでもいいか」「どうかしているとしか」と思いながら、お進みください。全て読んでも何にも分かりません。それでは、M.eriさんがもしこの経験を書くとしたら、「私は「どうかしているとし課」の前にいた、路地裏は今日も盛況だ。寿司柄スカートの女が私の顔を見るなり「どうかしているとしか」とつぶやくのが聞こえる。私の心はざわざわした。」とプチ憑依芸をしながら、良い旅を。

ととのい部門

サウナが苦手なため、職場でのサウナブームにのれないeriさんです。でも若干の羨ましさを感じてもいます。個性豊かな同僚たちにサウナの何がいいのか、インタビューをしてまわります。ブームというものには、往々にして火付け役というものが存在します。名探偵eri、同僚へのサウナ愛インタビューを繰り返す中でサウナの師匠という人物への接触を試みることができました。
#なんのはなしですか

師匠はeriさんの苦手の原因である「狭さ」について的確なアドバイスを授け、横浜のとあるスパをおすすめします。そこで彼女が体験したものとは。ところで、作中に出てくる介護士のアヤカ様、わたしは彼女に無性に親しみを覚えて仕方がありません。何がとは言いません。感じてください。もしかしたらアヤカ様はわたしだったかもしれない。
#どうでもいいか
#どうかしているとしか


お花摘み部門

うんこです。うんこのはなしです。路地裏には定期的にうんこの話をする女が現れますが、彼女も間違いなくその一人です。わたしはまだその境地には至っておらず、なんなら「うんこなんてしませんけど?」という顔で過ごしているので、ここまで吹っ切れることに若干の羨ましさを感じますが、自分のうんこの話ができるかというとまた別問題です。パグ姉妹のうんこの話ならできます。
#どうでもいいか

なぜ肛門付近に爆弾を抱えている時に限って、人は話しかけてくるのでしょうか。そこが職場だと対応せざるを得ません。この日のeriさんも、空いているトイレを探して東奔西走、南船北馬の大立ち回り。そこに立ちはだかる同僚たち。安寧の地へ至る道のりは、かくも厳しい。句読点などにかまっていられなくなる気持ちもわかります。抱えている爆弾がどれほど危機的状況にあるのか、第三者にも分かるシグナルを実装するような、人体の大幅アップデートが必要かもしれません。都会はトイレと人の数がつり合っていない。
#どうかしているとしか


それは宿命部門

社会の中の、いわゆる特徴的な人々に愛されるeriさん。自らを「ホイホイおばさん」と自称しています。その中でもとりわけ印象深いおっさんとの心温まる交流を振り返るエッセイ。わたしもこのような方々と出会いたいのですが、カタコトのアジア人に道を聞かれるばかりで、あまり面白みがありません。ただ、なぜかあまりにも三越地下入り口の前で三越への行き方ばかりを聞かれるので「Here it is.」の発音だけ上達した気がします。
#どうでもいいか
#どうかしているとしか

不思議な星回りってありますよね。わたしの夫は飲食店でオーダーが通らない星回りですし、わたしは重要なチャンスをすんでのところでつかみ損ねる星回りです。人生の充実度では、eriさんがやはり群を抜いているのではないでしょうか。突然絡まれる側としては、場合によっては恐怖でしかない時もあるのかもしれませんが、それでも面白がってエッセイに昇華できるエピソードという点では羨ましさを覚えます。わたしにもそんな星が巡ってくるよう祈るばかりです。
#なんのはなしですか


世界の安寧を守る戦士部門

ナースとして大きな病院で働くeriさん。細やかな、静かな看護の様子を描写した冒頭から一転、一匹の招かれざる客によりその病室の空気は一変します。eriさんの要請により、彼女を含め四人の戦士たちが集結します。戦士たちが携えし武器について触れておく必要があります。一人は確実にオーバースペックな上位武器、残り三人は徒手空拳で戦うのです。果たして彼女たちの戦いの行方は。
#どうかしているとしか

そして戦いを終えたeriさんは、もう一人の……五人目の戦士と、静かなる対話をします。かつての戦場に満ちる、温かく穏やかなしじま。そこに落ちる、一点の声。戦いを終えた戦士には祈りを、これからも時折戦いに駆り出されるであろう戦士たちには労いを、それぞれ捧げたくなります。
#どうでもよくないか


すべてが、明け透けになる。部門

職員健康診断をすっぽかしたeriさんです。すっぽかしたこと自体に悪意はなく、忘れていただけと言っていますが、その日は休日だったので浮かれ気味にカップラーメンとビールで心と体を労わっています。不健康です。不健康なものほど美味しく五臓六腑に染み渡るのはなぜなのでしょうか。これはもう神の意志と言わざるを得ません。神が人類に皆不健康になって幸せに生きようと言ってきているに違いない。
#なんのはなしですか

いくらすっぽかしたとはいえ、義務付けられた健康診断からはそう簡単に逃れられるものではありません。健診車ではなく、顔見知りの医療スペシャリストの中で健康診断を受けなくてはならなくなりました。こんなことになるなら、昨日思い出しておけばよかったですね。医療ど素人の私でもそう思います。しかし、転んでもただでは起きないのがM.eriという女。彼女は自らの健診を平穏に終えるべく、隠密作戦に奔走します。果たしてeriさんの運命やいかに。
#どうかしているとしか


路地裏への招待状💌💋

今月から回収は2週目と4週目の、月曜日から土曜日。
通信は翌週月曜日に出してくださいます。
お間違えのなきよう。

書くことを好きになってほしい、やめないでほしいっていう願い
それに賛同してわたしは勝手にこの推し事をすすめています
路地裏はいいところだよ、書くことは楽しいよって伝わりますように


おなじみ、スタエフ朗読ライブ!

10月16日(水) 21:00〜
persiさん主催の朗読ライブも三回目。平日の夜ですが、ご都合の良い方、ぜひ。
書き手も読み手も今までとは一新。楽しみです。

みんな一度出てみるといいよ。すごく楽しい。


ナイトサロン ティコの部屋 プレオープン

路地裏にひっそりオープンした1日1名様限定のナイトサロンで、ホステス役のわたし・めぐみティコがおもてなし。
まだプレオープンですので、飲みつつひとりで勝手にしゃべっています。イヤホンのマイク設定間違えたので、音質が愉快なことになってます。
次回からはお客様をひとりお迎えして、お話ししていただきます。

【予告】正式オープンの日が決まりました!
10月12日(土)22:00〜

第1夜のゲストは、朗読ライブと路地裏フェス主催のpersiさん。
スタエフにかける想い、路地裏とスタエフを繋ごうと思ったきっかけなど、今の路地裏音声配信文化を作った方に詳しくお話を伺います。
コメントも拾っていきたいので、お時間合う方は、お好きなお飲み物やアテを持っておいで下さい。
さらに、同日21:20頃〜、ティコ族エンターテイメント担当・げんちょんくんpresentsの「ティコ族の小部屋」なるプログラムも始まるようです。
詳細が分かり次第、わたしからもお知らせします。何をやるか、わたしもぼやっとしか知らないの。
……ティコ族ってなんなん。笑

#ワクワクがあふれ出す

おわりに

この秋から、路地裏は新たなステージに突入します。これまでの歩み、これからの展望をアーカイブで何度も噛み締めましょう。

この配信を聴きながら、頭の中にずっと流れていた歌があります。

笑顔可愛すぎんか

みんな大好きAI姉さんの「みんながみんな英雄」
この歌がね、コニシさんの語っていた「書くの好きになって欲しい」「やめないでほしい」って願いにも通じている気がして。

走っては休んで
休んでは休んで
泣いて笑って飯食って
あたらしい自分になってゆく

みんながみんな英雄

やるかやめるか 右か左か
選択問題難しい
でも正解かどうか考えず
自分で正解に変えればいい

みんながみんな英雄2024

遊びながら、楽しく書いていこう。
疲れたら休んだっていいし、正解は自分の中にしかない。
面白いか面白くないかは読み手が決める、というのはもちろんそう。
でもその前に、自分で自分の文章を正解にしちゃえばいいよね。

これはわたしの持論なんだけど、筆を折ってしまうことは、文化の喪失。
「枕草子」も「方丈記」も「土佐日記」も、プロ作家が書いたものじゃない。
そりゃ当時文字を書けたのは知識階級だけだから、書き手は貴族や僧侶に限られているけど、それでも普段は別のお仕事をしている人たちがその合間を縫って綴ったもの。それが800年、1000年経っても残っている。

あなたの頭の中にしかないことは、言葉にすることで無二の価値が生まれます。ずっとずっと先の未来にまで残ることもあります。
頭の中のことは腐らない、ってコニシさんもおっしゃってましたね。だから、1000年前の随筆に今も共感できるし、「やってることがインスタ女子兼定子さまの推し活なんよ」ってなる。

この曲を、葵さんのこちらの企画へ。

#歌は心を豊かにする


「どうかしているとし課」の理念は、「どうかしているとしか思えないロジウラーを見つけて面白がる」ことです。ロジウラー全般どうかしているのですが、その中でも特にという人材を捕獲していきます。
ですので、 #どうかしているとしか  がついていなくても、 #なんのはなしですか #どうでもいいか がついてる記事はもれなくターゲットです。
「どうかしているとし課」に捕獲されると困るという方はお知らせください。「なんのはなしですか」「どうでもいいか」とお返事差し上げます。

さて、ぶっ飛ばされなかった月曜日もまもなく終わりを迎えようとしています。
来週はぶっ飛ばしてもらえると思いますので、今週も一週間面白がっていきましょう。

では、またね。