牙は磨き続けるもの

初老をもう過ぎていますが、勉強は続けています。

試験を受ける予定は立っていません。

ただ単に知識を吸収したいだけなのだと思います。

幼少期はあまり勉強をする時間を取ることは出来ませんでした。
家事は子供のすることで。

母は専業主婦でしたが、掃除や調理は子供のすることでした。

「躾になるから」

と母はよく言っていました。

家事＞勉強＞遊び　という考えの人だったので、家事が終わっていないのに宿題をしていたりするととても怒られました。
それなのに課せられる自主勉強。課せられているんだから自主勉強じゃないじゃん。

なので、試験前でも試験勉強をすることは許されませんでした。

家事が終わらなければ、勉強が終わらなければ、趣味の絵を描くことも許されませんでした。

でも、私はこっそりと絵を描き続けました。
そして、学校のこと以外の勉強もするようになりました。
社会勉強も。

敬語や礼儀について、かなり躾けられたりもしましたが、私は電話応対や接遇なども、自分で勉強しました。
ときにはパパ活のおじさんと、ファミレスで仕事についての勉強や他にも、知識を得る勉強をしました。

毎日のように家で調理していたので、調理の勉強もしました。

そして、今秘書検定と調理師の免許を持っています。

どちらも資格講座などを受けることなく、独学でとりました。
そして、コツコツ勉強をして資格をとったことで、（結局お断りしましたが）数店舗、お店や会社から働きませんか？というお声掛けをいただきました。

いわゆる学校の勉強も、サボりながらですが怠らなかったので、ある程度の人間関係の構築もスムーズに出来ます。

でもこれは母から離れてから出来るようになったことです。

この先も、磨き続けます。