モダン青黒LOにおけるモダンホライゾン3の考察
お久しぶりです。赤サブのティボルトです。
いよいよモダンホライゾン3の発売が迫ってきましたね。
今回はモダンの青黒LO視点でモダンホライゾン3のカードを評価していきたいと思います。
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1 どんな視点でカードを見てるの?
まず最初に、新弾が出た際に赤ティボがどんな視点で検討していくのか説明したいと思います。
前提として
(1)赤と緑は見てません(直球)
(2)青と黒はだいたい全部見ます。
(3)土地とアーティファクトもほぼほぼ見ます。
(4)白と青黒以外の他色は気が向いたら見ます。
その中でも使えるかどうか検討するにあたって、
(1)切削呪文であるかどうか
(2)切削呪文以外で、現状のカードより有効かどうか
(3)サイドボードとして期待ができるか
(4)変なLOコンボができるかどうか
この辺りを注視しています。
2 モダホラ3 青黒LO的カード評価 ~青~
それでは早速見ていきましょう。
なお、あくまで現状の青黒LOを中心に評価しますので、新しく違うタイプのLOが出たら手のひらがドリルになる可能性が大いにあります。
《両生類の豪雨》
たまに出てくるクリーチャーをカエル化するエンチャント。
いつもの類似カードよりもいいところは、1枚で複数枚を対処できる可能性があるところです。
じゃあ問題は何に入れるの?ってことですが、残念ながらまだ思いついてません。
選択肢の一つとして覚えてるくらいでいいと思います。
ワンチャン度 ★☆☆☆☆
《大梟の小夜曲》
《白鳥の歌》から続くデメリット付き1マナカウンター。
今回はアーティファクトやクリーチャーやプレインズウォーカー。
個人的には呪文貫きよりもアリよりだなと思っています。
ちょっと前の青黒LO界隈(主に海外)では、赤ティボ型かplato型が青黒LOの主流であり、platoさんのリストは呪文貫きが採用されていました。
直接ご本人に聞いたわけではありませんが、呪文貫きの一番の利点は相手先攻2ターン目の《レンと六番》に対抗できる点だと思っているので、《レンと六番》に対抗できて、後半も腐らず、他の脅威にも対応できるのは魅力だと思います。
某アミュレットやソプターの達人たちも2~3ターン目に人を殺しにきそうなことを言ってるので、後手で対応できるカードは選択肢にあった方がいいなと思います。
問題は、現環境だと採用理由がそこまで魅力的ではないというところでしょうか。
あと、私が個人的にこの手の打消しが好きじゃないっていうのも含めてこの評価。
ワンチャン度 ★★☆☆☆
《拒絶の閃光》
みんな大好きピッチ呪文(半ギレ)。
青はクリーチャーを生贄にして呪文を打ち消します。
使われる側とすると、現状の青いクリーチャーは《緻密》、《濁浪の執政》、《創造の座、オムナス》辺りでしょうか。
フラッシュバックではピッチコストで唱えられないものの、《瞬唱の魔導士》辺りも復権してきそうな気がします。
対して青黒LOのクリーチャーは、ご存じの通り《遺跡ガニ》と《面晶体のカニ》の8枚しかいません。
ピッチで唱えられる可能性が少なく、LO的には盤面に残したいクリーチャーを生贄にするのはリスクが高そうな気がします。
ピッチで唱える想定としては後手1ターン目にカニから相手の先攻2ターン目の脅威への対応ですが、先ほどの《大梟の小夜曲》も同じタイミングと考えると、微妙な気がします。
ワンチャン度 ★★☆☆☆
《朦朧への没入》
青の裏面土地1つ目。
呪文の効果は、クリーチャー以外にも触れる《非実体化》。
打ち消されそうな《書庫の罠》を戻すといった使い方はできなくなりましたが、元が青1の2マナだったとことを考えれば土地で使えることも含めて破格のコストかなと思います。
気持ちとしては何とか土地枠に入れたいところですが、正直枠が厳しいです。要検討。
ワンチャン度 ★★★★☆
《水力発電の検体》
青の裏面土地2つ目。
《水力発電の検体》が《水力発電研究所》になるのってフレーバーを感じますね。
でも、普段はおとなしくしてて、こっそり出て来る設定なら、表面が土地で裏面がクリーチャーの方がしっくりきそう。
あと、なんとなく読み方が研究“じょ”な気がするのですが、ググったら“しょ”でもいいみたい。日本語難しい。
え?カードの効果?
3マナで《敏捷なこそ泥、ラガバン》をブロックしようとして除去されるとかですかね。
ワンチャン度 ☆☆☆☆☆
《浅瀬蟲》
「そこのお前! 狂気の祭壇で浅瀬蟲1体を生贄にして切削できる枚数は、遺跡ガニの上陸6回分だぜ!」
ワンチャン度 ☆☆☆☆☆
《海の先駆け》
月メイガスならぬ島メイガス。
青黒LOは土地系のデッキに強く、特殊地形に頼っている部分が多いため、現状だと入らないです。
青単LOとかが出てくれば検討の余地はあるかなとは。
ワンチャン度 ★☆☆☆☆
《知りたがりの学徒、タミヨウ》
この知りたがりさんめ!(何)
青のプレインズウォーカーはタミヨウさん。
クリーチャー時には1マナ0/3の《遺跡ガニ》ボディに飛行がついています。
攻撃できれば調査でアドバンテージを稼ぐことが可能です。
3枚ドローして変身すると、横並びで攻撃してくるクリーチャーたちの打点を下げつつ、墓地のカードを回収してアドバンテージをさらに稼いでくれます。
継続的なアドバンテージ源としては《アズカンタの探索》よりも軽く、攻撃できればドローできる可能性があるため1枚挿しておいてもいいかなぁとも思いますが、同様の枠に《完成化した精神、ジェイス》がいるのと、環境の除去が豊富なため即効力を発揮できないカードを積極的に採用したくないのも事実。
もう少し環境が遅ければ検討してもいいかなと。
ワンチャン度 ★☆☆☆☆
《綿密な分析》
最近では珍しい、プレイヤーを対象としてドローさせる呪文。
自分で引いて解決札を探してもヨシ、相手に引かせてフィニッシュしてもヨシ。
モダンではソーサリーであることや、通常のマナコストもフラッシュバックコストも重すぎることがネックなためノーチャンです。
ワンチャン度 ☆☆☆☆☆
《脈打つ知識》
3マナで4枚見れて2枚取れるのは破格では?
青黒LOはシャッフルする手段があるため、有効な場面が多そうです。
アドバンテージ手段としては、墓地が20枚必要な《彼方の映像》、打てれば4ドローだけど最低4マナかかる《物語への没入》、分割4マナ払いの《多元宇宙の警告》などがあります。
最近でこそ《完成化した精神、ジェイス》が3マナ+2点ライフで出せるようになりましたが、このコストかつインスタントというのは強いと思います。
問題があるとすれば《オークの弓使い》。
下手すると2マナで5点貰いながら6点殴られます。
ぜひ試したい1枚ですが果たして環境が許してくれるかどうか。
ワンチャン度 ★★★★☆
《荒れ模様のストームドレイク》
コントロール交換ドレイク。
青黒LOには現状エネルギーを獲得する手段がないので、実質4マナくらいまでで出てしまったクリーチャーに対応する場面が想定されます。
おおよそ《致命的な一押し》や《湖での水難》で十分ですし、出てくる前なら《大梟の小夜曲》で対応した方がお得です。
ワンチャン度 ☆☆☆☆☆
《記憶への放逐》
複製持ちの条件付きカウンター。
サイドボードカードにありがちな、1マナだから《虚空の杯》でお亡くなりになるんだよな…といった残念感も複製で安心。
青黒LOで想定されるのは、《忍耐》と各種エルドラージの誘発型能力への対応。
能力を打ち消すため、《夏の帳》も回避できるのは本当に偉い。
うん、偉い。
偉いは偉いのですが…本当にいる?
《忍耐》は複数入っていることが普通なので、1回打ち消しただけだと正直弱くて、《根絶》で全部抜く方が強そう。
各種エルドラージ系には効くけど、他の墓地対策とかを兼ねている《魂標ランタン》の方が、最悪ドローに使えるしよくない?
たぶん《記憶への放逐》を採用するなら、1マナ重いけど《計略縛り》もほぼ同様な呪文なので採用されてると思うの。
ワンチャン度 ★☆☆☆☆
3 おわりに
深夜の勢いに任せて書いていたら窓の外が明るくなってきた結構な量になったので、いったん青のカードだけで終わらせていただきたいと思います。
続きは気が向いたら書きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは皆様よいLOを。
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