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 みなさんは、「夜の帳」という言葉をご存じであろうか。
 何と呼ぶのか、というと、「よるのとばり」である。
 私は、夜の帳の言葉自体は知っていたが、どういう意味であるか、詳しくわからなかった。
 昔は、辞書を調べて意味を調べて・・ということをしていたが、最近では、インターネットで意味を調べることしかしていない。
 まあ、何がいいかはともかくとして、知りたいことがすぐに知ることができるという意味では、便利に活用すべきものであろう。
話が逸れたが、夜の帳の意味は、「だんだんと夜が更けて暗くなっていく様子のこと」だそうだ。
 よく「夜の帳が降りる」というが、「帳」とは、「帷」とも書くそうで、元々部屋を仕切っていた垂れ衣のことだそうだ。
太陽が西に沈み、空がだんだんと暗くなっていく様子を「帷」に見立てたのであろう。
 季節が夏から秋に変わろうとしている。
 秋は、夕暮れが美しく、童謡「紅葉」にも、「秋の夕日に照る山紅葉」と歌われている。
 夕暮れの夕日と山の紅葉が美しく朱に染まっている様子を歌った誰しもが知っている童謡である。
 都会では住宅地が増え、朝から晩まで仕事や学校、習い事と、夕日と紅葉をじっくり見る、そんな時間も場所も無いであろうが、せめて夜の帳が早く降りてくるようになった時、季節の移り変わりを感じてもらいたいものである。
 さて、秋といういい季節。食べ物も美味しくなり、気候も良くなってくる。
当然コーヒーもますます美味しく感じられるようになるであろう。
このようにじっくりとコーヒーを味わえる季節には、コーヒーの王様「ブルーマウンテン」はいかがであろうか。
 確かに、非常に高価なコーヒー豆であるが、腰を据えてじっくり味わえるようになったこの時期に、一度味わってみてほしい。
 コーヒー独特の苦みやコクとはまた違った、芳醇なフルーティーな香りと程よく感じられる酸味、後からじんわりと感じられる柔らかな苦みと、とてもいいコーヒーである。
 高いコーヒーであるが、たまには贅沢をするのも良いのではないか。
 

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