若いうちに旅をするべき5つの理由：人生を豊かにする旅の魅力

最近、家族旅行を企画するのに苦労しています。小さかった頃は親と一緒にどこへでもついてきたものですが、思春期真っただ中の子どもたち、最近はなかなか…

子どもの頃、私にとって海外旅行は夢のまた夢でした。
今ではそれは、私の生きがいのひとつになりましたが、正直、「もっと若いうちにいろんなところに行っておけば良かったな」と感じています。

私からすると、若いうちから海外旅行できるならめちゃくちゃラッキーじゃない？しかも親のお金で、なんて思うのですが、現実はそうじゃない。

「せっかくの長期休みに友達と遊べないのが嫌だ」
「準備や移動そのものが面倒くさい」

いろいろ言い分があるようで、説得するのに一苦労です。

「世界は本だ。旅をしない人は、それを1ページしか読んでいないに等しい」-アウグスティヌス

「男は二十六歳になるまでに一度は日本から出た方がいい」- 沢木耕太郎『深夜特急』

旅に出ないなんてもったいない！

これらの言葉。
旅好きの人ならきっと納得していただけるのではないでしょうか？。

そこで今日は、「若いうちに旅をするべき理由」を書いていきます。

若いうちに旅をするメリットとは？：5つの理由

これまでの旅行の経験から、私が思う理由をまとめました。

現代の若者に足りない「リアルな体験」を旅で補ってくれる - 世界が身近なものに

たとえばパリの凱旋門、エッフェル塔などの建築物、ビーチから見る夕日。教科書で学んだ歴史的事件の舞台。

若いうちから旅をすることで、これらを自身の目で・耳で・肌で体感するチャンスが増えます。

パソコン・タブレットのモニターやスマートフォンで見ている世界が本当にあるんだ！ということを実感します。

ワクワクしませんか？

旅は異文化との出会いで広がる視野と成長 - 人との関り方を教えてくれる

海外に行くと、人種・言語・文化が異なる人々とコミュニケーションを取らなければならない場面が多くあります。

自分の意思がうまく伝わらなかったり、望んだ返事が返ってこないこともしばしば。

異文化コミュニケーションを経験することで、将来役に立つ何かを吸収できるかもしれません。

旅は人間関係の本質を教えてくれる - 人の温かさも、人の怖さも

観光地で撮った写真はくれるものと思ったのに、料金を請求された。
観光中、親切にしてくれた人と仲良くなったら実は押し売りだった。

日本ではなかなかこんな人には出会いませんよね。
若いうちから旅を経験していると、うかつに見知らぬ人を信用してはいけないと、早いうちから知ることができます。

駅で電車の切符の買い方がわからずアタフタしていたら助けてくれた。
レストランで注文の仕方がわからず困っていたら教えてくれた。

反対に、窮地に立ったときに助けの手を差し伸べてくれる人もまたいるのです。

旅はチャレンジする意欲を与えてくれる - 小さな挑戦が人生を大きく変える

旅に出ると、日常生活でできない体験をします。

それこそ、切符の買い方がわからない、レストランの注文の仕方がわからないといった小さな初体験がいっぱい。

旅先で小さな苦労や困難を乗り越えた経験で味わった達成感。旅行して帰国するたびにそれらが自信になり、次の目標になり…

小さな成功体験の積み重ねは、新しい挑戦をしてみよう、という意欲につながります。

旅は価値観のモノサシが一つではないことを教えてくれる - 世界を知ることで得られる価値観の多様性

世界は多様な人種・文化・言語が存在します。
紛争が絶えない地域があったり、貧富の格差を目の当たりにしたり。

日本を飛び出すと、自分の価値観や考え方がいつも正しいとは限らないことを実感します。

人種によって入店拒否したり案内する席を変える店員、宗教的な制約。
フードコートで食べたトレーを置きっばなしにして立ち去る人々…

日本では信じがたい光景かもしれませんが、海外では良くも悪くもこれが現実。日本の常識が海外では必ずしも常識ではないことを知るきっかけを与えてくれるかもしれません。

若いうちに旅をすることで人生を豊かに - 旅は行きたいときが行きどき

未来がどうなっているかなんて誰にも分りません。言葉は悪いですが、１年後には動けなくなっているかもしれない。

もしもこれを読んでくださっている人で、何かしらの理由で旅に出ることを後回しにしている若者がいるなら、私は声を大にして言いたい。

若いうちにたくさん旅をして、たくさん世界を見て歩くべき！

私はもう若くないけど、今から旅に出たら遅いのでしょうか？

もちろんそんなことはないと思います。私も本格的に海外旅行に行き始めたのはだいぶ大人になってからです。

ただ、歳をとるほどに体力的な問題や他のさまざまな理由によって制約が増え、旅に行きにくくなるのは否めません。

「今日という日は、残りの人生で一番最初の日である」 - アメリカの格言より

何をするにも遅いなんてことは無いと思います。年齢なんて正直言ってどうだっていい。

旅は行きたくなったときが行きどきです。

行けるうちに、行けるときに。
旅に出よう！