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冬季五輪と「地の時代」「風の時代」


冬季五輪、ご覧になってますか?
様々な競技が繰り広げられている中、私はスノーボードの競技に癒されています。

夏の五輪でもスケートボードで癒されていましたが、私がなぜこれらの競技で癒されたのか今回の冬季五輪ではっきりわかりました。

それは「地の時代」→「風の時代」の移行を目の当たりにしたことで、安心したからなんだなぁと。

地の時代の価値観は「お国のために」的な組織の中で“貢献する”あるいは“迷惑をかけない”という「枠」の中での「秩序」を重んじるものだとしたら、風の時代の価値観は、従来の「枠」から飛び出し、組織に縛られず(縛られるとしても限りなく緩い繋がり)、組織というよりは仲間のために、そして自分の力を自由に自分らしく試していくというもの。

若い世代の活躍はあるにせよ、歴史ある競技ほど「地の時代」の影響はまだ強く受けていて、比較的そこまで歴史は積み上げられていない競技は「風の時代」へシフトしやすいように思えます。

どっちがいいとか悪いとかではなくて、今は過渡期なんだなぁと、オリンピックでさえもこの渦中なんだと。

そして、わかりやすく示してくれている。「土」と「風」の違いを。

たくさんのドラマの中で、大きな希望に見えたのは、ジャンプの小林陵侑選手と師匠の葛西紀明選手の関係性。本当に「地」から「風」への理想的な移行の形。それが結果にも繋がったのだろうな。

そして、その上を一足早くいっているのがスノーボードの選手さん達。もっと「風」。なるほど「風」とはこういうことかと。彼らの競技を見るたびに発見があって、私の中にある「地の時代」が少しずつ削り取られていく。気持ちが軽くなっていく。もうこれはヒーリングだよな、と。スノーボードに癒される私です。

世界の人たちが観戦する五輪という舞台を通して、私たちの奥深いところの変容も促されているような気がします。こうやって、時代は少しずつ移行していくのでしょう。すごいな世の流れというものは。

明日は平野歩夢選手の決勝。
彼が高く空を舞う姿に癒されつつ、私の地から風の移行も加速する。

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