【はじめに】東大院試の概要
ごあいさつ
この度は当noteに足を運んでいただき、ありがとうございます。この記事を読んでいる皆さんは少なからず東京大学大学院入試の受験を考えられている方々だと思います。
多くの方もすでに把握しているかとは思いますが、「院試は情報戦」と言われています。また私からすると、それに加えて「早く対策し始めること」もかなり大事になってくるかと思います。
かくいう私もかつてはこのようなブログを検索しては情報収集にいそしんでおりました。様々な情報を取捨選択しながら自分なりに再構築して皆さんにお届けすることで、これからの受験生の道しるべになることを期待して当記事を作成しました。
試験科目
東大の院試は大きく分けて4つの科目をこなす必要があります。
1.英語:TOEFL ibt または TOEIC公開テスト
まず英語のスコアを取得する必要があります。東大建築は長らくTOEIC ITP かTOEIC ibtのスコアのみしか試験で用いることができなかったのですが、令和5年度の試験からTOEIC公開テストの点数を試験に用いることができるようになりました。募集要項にはTOEFLを推奨する文面がありましたが、私はスピーキングとライティングが苦手なのでTOEICで受験することにしました。
2.専門科目Ⅰ:計画・環境・構法・構造・歴史の5科目
試験1日目は上記5科目の試験を3時間で解答します。暗記がメインとなってきますが、分量が非常に多いので要注意です。
3.専門科目Ⅱ:即日設計/計画・構法・建築史/環境/構造・材料の4つの中から選択
試験2日目は専門科目Ⅱになります。私は即日設計を選択しました。試験当日の製図室は殺伐とした雰囲気で、周りの人たちに圧倒されながらも作品を仕上げ、とても精神がすり減る試験でした。
4.面接
専門課題Ⅱの二日後に面接が行われます。受験者のほとんどがフォーマルな格好で面接に臨んでいました。東大の教授10人くらいに囲まれての面接をしたのですが、自分の心臓の音が聞こえてくるくらい緊張した記憶があります。
試験の配点
専門課題ⅠとⅡがそれぞれ偏差値で換算され、それらを平均した偏差値によって合否が決定します。
さいごに
以上が試験の大まかな概要になります。以降の記事ではさらに詳細な情報を記事にしていこうかと思っています。