ウェブページについて<マンダラ01>
今日は少しゆっくりしながら、マンダラのことを考えてみる。
我ら「thursar」はずいぶん前に自分たちのホームページを作ったのだけれど、今のところそれをあまり活用できていないのが実態である。
色々とクールなデザインやプログラムを考えて作り込んだはいいものの、メンテナンスにも時間がかかり、コンテンツもそれほど充実はしていない。VR動画はYoutubeが主戦場だし、文章などのコンテンツはこのnoteに書いてしまっている。外国語成分も多く、一見して使いやすいサイトでもない。
本来は、このウェブページに古今東西の文献や資料やコンテンツを掲載して、サイバー時代に必要なものを幅広く分かりやすく調べられる教科書のようなサイトとするのが理想形だった。
一風変わったデザインを目指したのは、使う人がアクセスしている間にも常に楽しさを感じてもらいたいと思ったためだ。
デザインは話し合いに話し合いを重ねて決めていったわけだが「分かりやすく活用しやすい」という観点でももう少しアレンジしていくべきではあるだろう。
しかし、サイト内の「BIBLIOTEKA」に配置したマンダラ風パネルは我ながら良い発想だったと思う。これからサイトを改良するにしても、この部分は前面に出して活用していきたい。
これをデザインしたのも結構前のことで、ここに割り振られた言葉も何故この配置になっているのか、すぐには思い出せない。
手元に残ったメモを参照しながら、今後の作業のため、その意味を書き留めておくこととしよう。
金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅は、「会(え)」と呼ばれる9つの区画で構成されている。
修行によって悟りに至るまでの9段階を図画にしたものがこの金剛界曼荼羅であり、外側から中心に向かって進むためのステップが描かれている。
成身会(じょうじんえ)-『祭 Politikí』
金剛界曼荼羅で最も重要な会で、仏たちの到達点。三昧耶会(さんまやえ)-『炎 Fire』
成身会を、その仏を象徴する持ち物や印相などで表した会。微細会(みさいえ)-『小学校 School』
成身会の仏たちを、仏たちの微細な智慧を象徴する道具で表した会。供養会(くようえ)-『生 Living』
成身会の仏たちの、相互供養(周りと協調を図って共に生きること)の活動を表わした集会図。四印会(しいんえ)-『人間 Human』
成身会、三昧耶会、微細会、供養会を分かりやすく簡略化して表現した会。一印会(いちいんえ)-『像 Idea』
金剛界の全てを一つの仏のみで表現した会。理趣会(りしゅえ)-『讃歌 Laus』
愛や欲望などの煩悩をも悟りに必要で大切なものと伝える会。降三世会(ごうざんぜえ)-『忍 Ninja』
降三世明王がその力強さを持って、迷える衆生たちを悟りの道へ導こうとする会。降三世三昧耶会(ごうざんぜさんまやえ)-『刀 Katana』
降三世明王の教えを、その道具や象徴する持ち物や印相で表現した会。
金剛界を人間界と置き換えて、それに近いニュアンスの言葉を選んでいる様子がある。最初は、仏教の修行さながらに、各ブロックをステップバイステップで学習できるようなシステムを考えていたのかもしれない。それはそれで面白いが。
(第2章へ続く)