子供社会も残酷だった。
こんにちは。2カ月ぶりに働いた能鷹seekです。適応障害で退職し、全然仕事決まらないので労働向いてないのか、と心配になり、積極的に短期バイトをしていこうと考えました。失業保険に迷惑かけない範囲で。
そこで1日だけですが、学童保育にお世話になってきました。
事前に知らされていた情報では片付けや掃除がメインとのことでしたが、実際は子供と遊んだり、子供が怪我しないように見たり声かけたり、な仕事。
低学年対象だから大人びた子は少なく、がおーとか言えばキャッキャと逃げていくような素直で元気な子供たちが多かったのでとても楽しかったです。
施設の方も優しくて、雑談もうまければ指示も的確。私も久しぶりに大人と仕事らしい会話ができて、自分に自信が持てました。
それはさておき本題。
「なるべくひとりの子だけ、とは関わらないようにしてください、嫉妬する子もいるので。全体をまんべんなく見渡してあげてくださいね。」
と施設の方に言われたので、いろんな子を見るようにしていました。
なじめなさそうな子や暴力的な子の間に入って仲良くできるように仲介してあげるように行動しました。
本職や専門家ではないのでこれが正解かわからないけど、勝負に勝てない子の隣でチーム戦にしようって助けに行ったり、ひとりで何していいかわかんない子に会話しに行ったり。そして穏やかに子供たちだけで遊べるようになってきたらすーっとフェードアウトして、別のグループの子にお話ししに行ったり。ちょっと立ち回りうまくね?と思ったよ私。
そこで分かったことは、もう6歳とかのこの時点で、
社会が出来上がっている。それも残酷な様相で。
基本的な個性、スクールカースト的負け組勝ち組が決まってる。
①騒ぐなと言っても騒ぎっぱなしの中心人物。暴力大好き。大人にも動じず、彼らなりの論理で言い返しもする。でもひとりになると急に静かになる。
②ずーっと集中して誰ともかかわらず絵をかいていたと思えば、急にその絵の説明を延々としてくる。話すまでは殻にこもるけど勉強熱心な子で一度見聞した知識絶対忘れない。
③誰とも遊ばなくていい、遊びたい気分じゃない、と言いながら話がしたい一緒にいてほしいと言ってくれる子。私が自己紹介でお話ししましょうってみんなに向けていったからかな、ツンデレか。
などなど、いろんな子がいました。
そこで印象的な出来事がひとつ。
①の子と②の子がおもちゃの取り合いで喧嘩をしてしまって、仲間ひきつれ強気な①に対し味方もいない②の子が敗北。②の子は部屋の隅で小一時間動かなくなってしまいました。
おもちゃの取り合いを止められなかった私、とても責任を感じて②の子のそばになんとかいようとする。どうしたらいいかいきさつをはなして施設の方に聞きに行ったところ、
「いいのよ、②さんはいつも嫌なことがあるとこもっちゃうの。声かけると構ってくれるって思っちゃうからそのままにしておいて」
え、②の子悪くないけど放置でいいんですか。どう言ってもおもちゃ譲ってもらえなくて、たぶん私にも助けてもらえなくて、悔しいとか悲しいという気持ちでいるんですけど。
①の子はたたいたり騒いだりして譲れって何度言っても所有権訴えてたんですけど。束になってまで。
でも、②の子は確かに殻にこもり塞ぎがち、でも自分のことめっちゃ話してくる=かまってちゃん、大人でいえばアダルトチルドレン、メンヘラ的な子だと思う。それを直してあげた方がいいという気持ちもわかる。
ただ、私がどちらかというと②の子の世界で生きてきた大人だから、いわゆる陰キャオタクコミュ障自分に自信が持てない自分の人生と重ねてしまった。
②の子の中ではこの誰も助けてくれないもの、乱暴に強く主張したものが勝ち、という気持ちが強くなってしまうと思うんだ。
それは今後の人生にすごく影響を与えると思う。自分は地位、物質etc…ゆずってもらえる人間ではないが、自分には価値があると思い続けたい、という強い苦しみ。でも、乱暴に主張して傷つられた過去があるから、強く傷つけるような言い方はしたくない。というもやもやした感情と戦いながら大人になるのだろう。
少なくとも私はそうだ、自分が特別だ愛されるべき人間だと認められたい気持ちと、自分なんかが特別なわけがない、否定されてきたんだから、がせめぎあっている。
結局自分を自分で認めて、自分を信じてあげることが大事だったんだよ。自分だけは特別だと自分がわかってあげなければ。そして特別になる資格は自分で切り開いていかなければ。と。
やっとわかったのは退職を決意したこの20代後半でした。
僕はここにいていいんだ、のシンジ君精神をやっと手に入れたんだよ、小学生から見たらくそばばあになって。ここまで苦労したし、今もその苦労の残り香がとっても邪魔をしてくるよ。
論理が跳躍してしまいました。
ガキ大将ボスの方が素晴らしいよ、とも、オタク陰キャはクズだよ、とかいうわけではないのだけれど、
大人だから多様性とか適材適所とかはわかるんだけど、
将来生きやすいよね、カースト上位の甘え上手な方が。人格形成に対しての影響は将来的にかなり響いてくるし、幼いころから善悪が他人任せだったり、他人に自分の意見が通らなかったり通りすぎるどこかで挫折してしまうよね。
という話でした。まとまりがないので終わりますが、上下関係ができているのと完全に大人が上、コントロールしづらいものの味方をしているのと、この子たちは人生こう歩むんだろうなあが、こんなに小さい時から明確に出ているという事実に残酷だと感じたという話でした。
今日もつらつらとしたもの読んでいただきありがとうございました。