ドム

インド・アーリア系民族のジプシーをドムと呼ぶ。

ドムという言葉は西に行くにつれロム(Rom,Lom)に変化を遂げたのだがドムという本来の意味は人。現在でも中東や北アフリカではドムという言葉が用いられている。

今日、ドムコミュニティーのある国というと、キプロス、イラン、イラク、クルディスタン、アフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ(ヨルダン川西岸・ガザ)、トルコなどであり、3世紀から10世紀初めに渡ってインドから移動してきたと考えられている。インドから移動したと考える決定的な証拠としてペルシアの詩人”フェルドウスィー”の叙情詩”シャー・ナーメ”がある。

エルサレムのドムに注目すると、現在エルサレム旧市街ライオンゲートの壁の裏側にコミュニティーがある。約1000人ほどで構成され以前は村から村へ、街から街へと遊牧していたというのはどのジプシーと同じである。


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