それって印象操作じゃないの
知ってます。TVだから演出がないといけないこと、過激じゃないと注目されないこと、最重要ミッションは視聴率を取ること!だって、スポンサーさんいての番組ですからね。そうなんです。知っているんです。わかっているんです。
でもね!
千原ジュニアさんがイスラエルに行く番組がありました。ごめんなさい。わたし10年以上TVがない生活しているので知らなかったけど、エルサレム在住の知人のfacebookタイムラインで知り、あの手この手で見ました。
なので、わたしの経験とテレビ放送を比較・ツッコミ!したいと思います。
どちらも本当(と思う)。立場や見え方の違いはそこにある、いつの時でも。
千原ジュニアさんの目的地はレバノンとの国境付近にあるキブツ。
千原ジュニアさん、ベングリオン空港に降り立ちmeeting pointで思ったより普通ということに驚く。
ベングリオン空港、飛行機のチケット購入する時はテルアビブ行きだから、ロッド空港という名前わすれちゃいますよね。ロッド空港。そう、1972年5月30日銃乱射事件があったところ。もう知っている人、あまりいないかな。入国も運が悪いと質問攻めにあるけど、だいたい大丈夫なことも多いし。
バックパッカーが空港で居眠りしているのを見かけるくらい。普通。
まずはエルサレムへ向かいます!と。
え?逆じゃない!とわたしは思うのです。そのキブツって北だし、行ったことないけどベングリオン空港から電車でテルアビブ行ってバスセンターでしょ。普通に。でもエルサレムってシンボルだからね。
空港から電車でエルサレムに向かいます。
多くのイスラエル人たちが話しかけたり、写真を一緒に撮ったりとフレンドリーさに感激されます。
わたしのイスラエル人の友達もフレンドリーだったからわたしもすぐ仲良くなれたし、あるあるそういうこと。一応女子だからわたしは写真は撮らないけどある程度親しくなるまでは。
エルサレムに到着。
TVの絵的に嘆きの壁やら黄金のドームあった方がいいもんですね。わかるよわかる。
目的地エゾルツァフォーンの場所を聞くジュニアさん。すると怒るアラブ系の人たち。アラブ人の冷たい印象。ヘブライ語だからみんな怒っていると言う。
そんなことあるのかな?このあたりのアラブ人はヘブライ語も話せる人多い。全員ではないかもしれないけど、場所の名前聞いて怒鳴る人がここまで頻繁にいるとは思えない。演出?偶然?わたしが遭遇していないだけ?シュクラン(アラビア語のありがとう)、トゥダ(ヘブライ語のありがとう)わたしは言い間違えてアラブ人にヘブロンを、ユダヤ系イスラエル人にアラビア語でありがとうを言ったことあるけど、みんな笑ってた。まあ、いい気はしていないと思うけれど。
そしてタクシーで移動する。バスターミナルはテロが起きるから・・・・
へ?そうなの??確かに人が集まる場所には注意喚起は必要。だけどみんな普通に使っているし、わたしも使っている。
パレスチナ人の青年がバスターミナルでテロを起こした。人を刺した。
それも事実かもしれないけど、じゃあこの青年、パレスチナ人たちはどんな思いで生きているのかそこも伝えてよ!そのことを言うなら、毎週毎週ユダヤ人右派の大勢の人が神殿の丘のアクサモスクや岩のドームに警備を引き連れ裸足で上がり、勝手に祈りを捧げている(禁止行為)。それを注意する神殿の丘の警備員は袋叩きにあう。それもテロじゃない?シェイクジャラの家が勝手にイスラエルによって壊されそうとしている今。東エルサレムに広がっていく入植地、イスラエルの東エルサレムユダヤ化政策。
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パレスチナ人が起こしたというテロの背景にはこういったものがある。もちろんテロはだめ。人を傷つけてはだめ。
なぜこの事件が起きたのか、その背後にある理由を知って欲しい。多くの人が知っていればそのために声をあげていれば事件は起きなかったかもしれない。
こんな風に反論したくなったわけです。
パレスチナの人たちは本当に暖かいです。大好きなパレスチナ、大好きなエルサレム、お手紙を千原ジュニアさんに書いてみようかな。お手紙公開は明日予定。