#Nakba72 思いを寄せて心を寄せて
5月15日 また今年もこの日が来た。
ナクバ or 建国記念日
1948年5月15日にイスラエルは建国された(正確にはその前から動きはあったのだけど)
イスラエル建国と同時に家を追われ土地を追われた人たちがいる。
そうパレスチナ人。彼らにとってはナクバデイ。ナクバとはアラビア語で大惨事。
72年経ちました。72年経って今も続いているこの大惨事。日々悪化する政治的な状況、人々の暮らし。
それぞれの立場での正解があるかもしれない、でも正義という大義名分の前に多くの人が犠牲になるのはもうたくさん。
昨日はマスクをしていなかったパレスチナ人の青年が母親の前で射殺されるという痛ましい事件。
2018年には大好きなエルサレムの入り口リフタについて書いたんだった。今もリフタの自然は変わらず春にはアーモンドの花を咲かせている。
でも涙が出ます。犠牲が多すぎる。本当に。
私のヘブロンのママ、ズレイハさんに泣いても仕方ないから希望の種を蒔きなさいというようなことを前に言われたんだった。涙がこぼれ落ちそうになるとズレイハさんのことを思い出すようにしている。
私に何ができるのか自問自答の日々です。
いつもパレスチナの苦境の中に立つたびに泣きそうになる。でも私がすることは希望の種を蒔くこと、そう言い聞かせている。
思いついたことは実行する。結局見たこと感じたことを心を寄せて自分のこととして発信するにまだ留まっていますが。
それでも今日ナクバの日にふむふむさんがナクバについてnoteに書いてくれていた。
私が初めてパレスチナに行って、これからはパレスチナに携わって生きていきたい!って思った時言われた言葉
あなたが見て感じたことを世界に発信して。どちらの味方とかそういうことじゃないの。あなたが感じたことでいいのよ。そうすれば、パレスチナは世界から無視されていないって感じて自暴自棄になる人はきっと減るから。
それ以来私は見たこと経験したこと思ったことを発信し続けている。
私の発信した言葉で 世界はどうなってるの? と疑問に思ってくれた人がいる事実。遠いパレスチナについて思い書いてくれている。本当にありがとう。
正義って人を傷つけるなら、正義なんてなくていい。もう誰も死なないで。
ナクバは72年前に起きた出来事ではなく、72年前に始まって今も続いています。