約15年前の隠れた名作!?「とんがりボウシと魔法の365にち」の魅力とは?
今回は、巷で「隠れた名作!?」と噂され、昔私が大好きだったニンテンドーDSのゲーム「とんがりボウシと魔法の365にち」について語っていきたいと思います!
まあ簡単に言うと、
「どこかの不思議な世界にある魔法学校に通って、魔法やおまじないを学び、たまーに起こるふしぎな事件を解決しながら、クラスメイトたちとキャッキャウフフな学校生活を楽しみましょう!」
というゲームですね。
2008年11月13日に発売されたけっこう古いゲームで、小学5~6年生の時によく遊んでました。中学に入ってからはたぶんやってないかも?いやー、ホント懐かしいです。
現在のところ全4作品ある「とんがりボウシ」シリーズのうち、初代第1作にあたるのが、今回ご紹介するこの「とんがりボウシと魔法の365にち」ですね。
さてさて、このゲームの一体どこが面白いのか??
私が考えるこのゲームの魅力は・・・次の4つです!!
1. クラッシックをアレンジした神BGM
このゲームの最大の特徴として、「現実世界とゲーム内の時間・季節が同期している」という点があります。
つまり、現実で昼にプレイすればゲーム内の時間は昼になっているし、8月にプレイすればゲーム内の季節も夏になっている、というわけです。
(さすがに天気までは同期してないですが・・・😅)
そしてゲーム内では、季節や時間帯、町のエリア・建物ごとにそれぞれ異なるBGMが流れるんですが、そのBGMがまさしく「神」。
ヴィヴァルディの「春」やパッヘルベルの「カノン」、ドヴォルザークの「ユーモレスク」、ドビュッシーの「月の光」など、有名なクラッシック音楽をアレンジしたBGMが多く、何度聞いても飽きないんです!
ちなみに、BGM自体はYouTubeにアップされているので、ゲームをプレイしていない今でも、好きな時に聞いて楽しむことができます。
特に私のお気に入りBGMはこちら!(各曲につき大体1~2分ぐらいです)
■春(3月~5月)の晴れた午後
■夏(6月~8月)の晴れた夕方
■秋(9月~11月)の晴れた午後
■冬(12月~2月)の晴れた朝
■雪の朝(※冬限定)
■洋服屋さん
■日中の学校
■夜の海岸
・・・他にもまだまだたくさんあるんですが、とりあえずこの辺にしておきます。
「本当に神BGM~??」と疑っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下のYouTubeプレイリストを暇な時に聞き流してみてください。
お気に入りのBGMが見つかること間違いなし!!
2. 「ふしぎ事件」が楽しすぎる
ゲームでは時々、空が紫色に変化して町がいつもと違う雰囲気になる「ふしぎ時間」というファンタジックな時間が訪れることがあります。
「ふしぎ時間」では、いつもは現れない珍しい魚や虫が出てきたり、屋外広場で魔法の課外授業が受けられたりと、普段とはちょっと変わった楽しみ方ができます。
「ふしぎ時間」のBGMはこちら。妖しげな音楽でクセになります。
そして、ふしぎ時間が終わった次の日に起こるのが「ふしぎ事件」。
町にやってきた不思議な生物がさまざまな事件を引き起こすので、授業で覚えた魔法やおまじない、アイテムなどを駆使して事件の解決を目指します。
タイムリミットは事件にもよりますが、大体1週間ぐらいです。
「ふしぎ事件」は、季節限定で起こるものと、季節に関わらず恒常で起こるものの2種類があります。ざっと挙げてみると・・・
世界各地の神話や伝承に登場する「伝説の生き物」が、ゲーム内にもたーくさん出てくるんですね~。
私はここで、それぞれの伝説の生き物が何たるかを知りました。
子どもにとってはかなり勉強になるんじゃないかと思います。
私の中で、今でも忘れられない「ふしぎ事件」が「ケルベロス」です。
この事件では、町で迷子になっている「人魂(ひとだま)」をお母さんに会わせるため、プレイヤーも一緒に冥界へ行くんですが、その冥界の門番になっているのが、3つの頭を持つ猛犬「ケルベロス」です。
冥界にはすんなり入ることができて、人魂とお母さんの再会もスムーズにいくんですが、問題は自分の帰り方。
普通に扉を通って帰ろうとしても、ケルベロスが立ちふさがり、
「一度冥界に足を踏み入れたら最後、出ることはできない。
おとなしく冥界に戻るがいい」
と脅してくるわけです。
この時私は攻略本を持っていなかったので、「どうしよう帰れない!!」とパニック状態になり、「一旦セーブしないで強制終了するか・・・?」という所まで追い詰められたんですが、何とか解決法をひらめいて無事元の世界へ帰ることができました。
ちなみに解決法は、冥界の檻の中に入っている「骨」を魔法を使って取り出し、骨が好物であるケルベロスにそのままあげる・・・
と思いきや、骨を思いっきり遠くに放り投げ、ケルベロスが夢中になって骨をムシャムシャ食べている隙に扉を通る、というものでした。
骨を持ってケルベロスに話しかければ、あとは自動で話が進んで元の世界へ帰れるわけなんですが、本当に心臓バックバクでした。。。
まさかゲームでこれほど怖い思いをすることになるとは。。。😅
3. 個性豊かなクラスメイトたちと仲良く交流
ゲームの町には、プレイヤーのほかにも魔法学校に通うクラスメイトが10人ほど住んでいます。
クラスメイトの容姿はさまざまで、ウサギやリスなどの動物の形をした子もいれば、ロボットや携帯電話などの無機物の形をした子もいて、かなり種族が幅広いです。
キャラクターは全部で100人ほどいますが、一定期間ごとに転校・転入を繰り返すので、どのキャラクターがクラスメイトになるかは運次第です。
クラスメイトからの好感度は4段階(嫌い<普通<友達<親友・恋人)で、よく一緒に遊んだり、相手の好きなものを贈ったりすると好感度が上がり、話しかけなかったり、魔法でイタズラしたりすると好感度が下がります。
そして仲が深まったクラスメイトから、町にある「恋人岬」に呼び出され、告白を承諾すると、晴れて「親友(同性)/恋人(異性)」に昇格することができます。
告白イベントとか、子どもからするとけっこうワクワクしますよね🤭
ちなみに、親友/恋人になったクラスメイトをしばらく放置していると、向こうから関係解消を切り出されてしまいます。。。
リアリティがありますね~~。
ところで、「とんがりボウシ」世界で有名なキャラクターと言えば、やはりイナバくんではないでしょうか。
お調子者のウサギの男の子で、YouTubeのコメント欄なんかを見ると、好きだった人もわりと多いようです。
(私も、「イナバくん」と聞けばなんとなく思い出せるくらいには好きでしたよ!)
4. 商店街のお店で好きなグッズをお買い物
魔法学校の隣には商店街が隣接しており、デパートや洋服屋、美容店に行くと、さまざまなアイテムを買うことができます。
お金の単位は「R(リッチ)」。
楽しみ方はいろいろあって・・・
デパートで家具やじゅうたん、壁紙を買って、自分の部屋を模様替え
デパートで好きなホウキを買って、町の中をスイスイ移動
→なぜか川を越えられず、律儀に橋を渡る必要があったデパートで音楽プレイヤーを買って、自分の部屋で音楽鑑賞
デパートで楽器を買って、好きな曲を演奏
→近くにいるクラスメイトが演奏に加わってきて、オーケストラみたいになることも洋服屋で好きな洋服を買って、おしゃれを楽しむ
美容店で自分の好きな髪型に変える
私は、クラスメイトとの合奏がかなり好きでしたね。
フルート、バイオリン、サックス、エレキギター、ドラムなどなど、キャラクターごとに持っている楽器が違っていて、担当楽器の違うクラスメイトたちが偶然近くに集まっていると、まるでオーケストラのように壮大な演奏会を開くことができます。
で、諸々のアイテムを買うためのお金はどこから捻出するかと言うと・・・
町に生えている花やキノコをひたすら拾って売りさばく
洞窟で宝石を掘り当てて売りさばく
魚や虫を捕まえて図鑑に引き渡し、そのお礼としてもらえるアイテムを売りさばく
などがあります。
デパートや洋服屋で売っている商品はそこそこいいお値段がするため、お金貯めるのがけっこう大変でした。
キノコは町のそこら中に生えていますが、1つ1つは大した金額にならないので。。。😅
番外編:幽霊屋敷はマジで怖い
ゲーム内の町のはずれには幽霊屋敷があって、中に入って宝箱を見つけると、時々珍しいアイテムを手に入れることができます。
ただし、中にはオバケが徘徊しており、万が一エンカウントしてしまうと、プレイヤーは硬直して自分の部屋がある学生寮に強制送還されます。
学生寮は幽霊屋敷から最も遠い位置にあるので、再チャレンジするのが地味に大変です。
オバケを撃退するには、真正面からエンカウントして硬直する前に、素早く「オナラの魔法」をかけて彼方へと吹き飛ばします。
一瞬の油断が命取り・・・。オバケに気付かれる前に、いかに上手く魔法をかけられるかが勝利の鍵です。
オバケが画面に映っているうちはそんなに怖くないんですが。。。
こちらから視認できない位置(画面の外)にいて、突然「ケケケ」と声が聞こえてくると、口から心臓が飛び出しそうになります。
特に、夜はオバケが幽霊屋敷の外を徘徊していることがあり・・・
夜に幽霊屋敷の隣にある洞窟へ向かう途中、「ケケケ」と声が聞こえた時にはすでに目の前にオバケがいて、学生寮に強制送還されたことも。。。
夜には絶ッッッッッッ対に幽霊屋敷には行かないと決めた瞬間でした。
これだけ怖いと、幽霊屋敷には金輪際近づかないのがいちばんいいんですが、「ふしぎ事件」解決のためにどうしても入らざるを得ないケースもあって。。。
まさに恐怖と隣り合わせ。
「ふしぎ時間」や「ふしぎ事件」もそうですが、こういう不気味さがちょくちょく散りばめられているのも、このゲームの1つの魅力・・・なのかもしれませんね。