なにを「楽しい」と定義するか
みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
働いている人からよく聞く言葉。
「楽しく働きたい」
SNSを開けばそのために何をすればいいかなど、情報商材が販売されていたりもする。
広告が打ち出されるくらいなのだから多くの人が理想としているのだろう。
あなたにとって「楽しい」ってなんですか?
”楽に稼ぐ”は本当に楽か?
以前、ほかの記事で「”楽に稼ぐ”から離れている」ということについて書いたけれど、ボク自身も社会に出て働く前は漠然と
楽してお金を稼ぎたい
と思っていた。
もしかしたら多くの学生や社会人が思っていることかもしれない。
現状が、あくせく働いている人であればあるほど、もしくは大人とはそういうものだと思っている若い人ほどそう感じているのかもしれない。
おそらくは、”楽に稼ぐ”というのは
「自分が何もしないでも誰かもしくは何かがお金を稼いでくれる状態」
だと思う。
今の世の中これを実現している人たちがいる。
最近聞くようになった『FIRE』という言葉。
Financial Independent Retire Early(経済的自立からの早期リタイア)
の頭文字をとったものだ。
自分の資産でお金を生み出 lo^/lnbn すことによって、働かずして収入を得ることができる状態のこと。
資産運用でお金を生み出すということは、元手となる資産が必要となる。
その額は年利4%の利回りと考えたとすると、単純計算だが希望年収の25倍。
例えば年収400万の人で1億円。
年収800万あれば贅沢に暮らせるかな?という人で2億円。
・・・今まで何も考えてこなかった人にとっては気の遠くなる話。
しかもこの1億や2億を贅沢に使いましょうねーってことではなくて、あくまでもこのお金は一切使わずに、これを働かせて収入を得ましょう、ということ。
きっとFIREを実現した人はこの資産を生み出すまでに、人の何倍も努力して挑戦して失敗してたくさん考えながら進んできたはず。
今は「楽」に見えるかもしれないけれど、そこに至るまでは想像を絶する。
だからこそ、何もやってこなかった人がいきなり”楽に稼ぐ”なんてことは夢物語。
そもそも「楽しい」と「楽」は違う
じゃあどうすれば「楽しく働く」ことができるのか。
「楽」という言葉だけで見ると、同じような意味にも思える。
”楽に稼ぐ”ことができれば人生楽しい。
そういう人ももちろんいるかもしれない。
けれど、「楽しく働く」というのは働くこと自体が楽しいのであって、楽に稼ぐことと一致しているわけではない。
誰でも自分の好きなことをやってお金を稼げたら楽しく働くことができると思う。
そもそも好きなことって、辛いこと、大変なこと、面倒なこと、努力すること、悔しいこと、達成できたこと、みんなで分かち合えた感動、等々すべてを含めて『好き』じゃないですか??
「好き」とか「楽しい」というのは、その他の感情や経験も含めて感じるものだと思う。
同じ状況が永続的に続くものについては「好き」とか「楽しい」という感情は生まれない。
何か違う感情やリスク、ストレスを感じているからこそ「好き」や「楽しい」と感じるようになる
ボクはそう思う。
そうであれば、楽しいと思える事柄について起こる、辛いこと、大変なこと、面倒なことなど、ストレスを感じるようなことでも「楽しい」に含まれるはずだ。
時代の流れは早くなり今後はどのようになるか分からない。
ベーシックインカムなるものが世の中の当たり前になる日だって遠くはない。
そうなれば”楽に稼ぐ”どころか、働く必要だってなくなってくる。
それでも「働く」という活動は無くならないだろう。
かくいうボク自身も、そんな世の中になっても働いている気がする。
「楽しい」と思えるものはあるか
旅行会社の㈱リトルコンシェルで新たな取組をスタートした。
1年前にイメージだけ共有し、それを国の補助金事業として活動しようと事業計画書を作り申請を行うところから始めた。
それこそめちゃくちゃ面倒で煩雑で地道な作業ばかり。
ようやく実行に移ることができたが、初めてのことだらけで何をやって良いのか、アウトプットは何なのかすら明確でない状態。
トライしては修正、トライしては修正の繰り返しで前に進んでいるような感じはない。
メンバー同士の意見が食い違うことだってあるし、周りからは「アイツら何してんだ?」と不信がられることもしばしば。
外部の人たちからは嘲笑されることだってある。
そんな目の前に霧がかかった状態でストレスばかり感じながら進むことしかできないプロジェクト。
それでもどうして進んでこられたか。
結局、
「すべてひっくるめて楽しいから」
これにつきる。
「楽しい」と思える目的と
「楽しい」と思えるチーム
「楽しい」は波及する
今後も、様々なチームで「楽しい」を念頭に置いて活動していきたい。働いていきたい。
GOING MY WAY.