
子供の特性に合わせた対応とか嗅覚過敏について
じぃじと本当に最後のお別れがお葬式という儀式。
息子は葬儀が終わるまで家には戻ろうとしませんでした。
帰るのはお風呂のときのみ。納棺が済むまでは、父ちゃんが持ってきてくれた寝袋に入り、じぃちゃんのお布団の横で眠りました。そして、告別式ではじぃじへの手紙を読んで聞かせてあげたいと言いました。
母ちゃんは、葬儀の進行係の方に相談し、その時間を設けていただきました。
喪主を務めた、私の兄よりも立派なあいさつでしたよ^ ^
母ちゃんは、じぃじが大好きで仕方ない息子が事実を受け入れ、しっかり前を向いて生きていけるように、できる限りのことをさせてあげようと、ずっと考えていました。
できる限りのことをさせてあげたいと思ってはいましたが、火葬場で扉が閉まった後、息子は扉をじっと見つめ、その場を離れようとしませんでした。火葬場がものすごく混んでいて、次のご家族が待っていらっしゃるのに、息子はその場を離れようとしません。いつまでも他の人を待たすわけにもいかず、最後は強硬手段で息子を抱えて移動しようとしましたが、こうなった時の息子は本当にすごい力です。近くにあった手すりの棒にしがみつき離れません。父ちゃんも強硬手段に出ましたが、ものすごい抵抗です。
そして、その状況を見た親戚のおばさんが飛んできて、母ちゃんたちは叱られ、息子を諭してくれました。もう年の功となんというか・・・、そこからの息子は落ち着きを取り戻し、何事もなかったかのように骨上げの時間を待っていました。←母ちゃんたちのあの苦労はなんだったのか?(ー ー;)と思うほど。
そして、いざ骨上げの時、私は注意欠陥、衝動型である息子が火傷をしないかヒヤヒヤしていました。また取り乱したら・・・とか。
もちろん、その前にいろいろな注意事項は伝えてはいましたが・・・・・
そしたら息子は母ちゃんたちの心配をよそに、お骨の説明を真剣に聞いている。そして観察している。小さい頃から身体の仕組みに興味があり、よく図鑑を見たり、模型を観察していた息子なので、リアル骸骨さんが気になって仕方がないのかも・・・(^_^;)と思いつつ、無事に骨上げが済み安堵した母ちゃんなのでした。
それから初七日の時のこと。
凸凹くんは、うちの息子だけではなく、甥っ子の1人が凸凹くんなのですが、2人とも嗅覚過敏があります。お膳の匂いに耐えられない2人。甥っ子は息子よりさらに過敏なのですが・・・2人が同じく「オエッ〜」となる。甥っ子はその場にいるのも苦痛で、近くの漫画喫茶に逃げていきました。
甥っ子は成人しているので、自分で回避術を身につけているのでしょう。母ちゃんは息子に「○○くんも(甥っ子)苦手が一緒やったね^ ^」と言うと、息子も「ほんとやね^ ^」と言い、今まで学校では見かけたことがなかった同じような特性を持つ甥っ子を目の当たりにして、「やっぱりオエッ
〜てなるのは、○○(息子の名前)だけじゃなかったんやね。」と、ちょっとほっとしたようでした。
息子も苦手を上手に回避する術を見つけていってほしいな。
つづく
今日の一言
凸凹くんたちのこだわりにしんどさを感じる日もあるでしょう。そんなときは思い切って、周りの人に任せてみて。母ちゃんの言うことは聞けなくても、医師だったり、先生だったり、周りの誰かの言葉が腑に落ちるときがあるよ。すべてをあなたが抱え込む必要なんて全くないし、彼らになかなか手放せないこだわりがあったとしても、「そう言えば、あれ言わなくなったな。」とかあるあるですよ^ ^今日も、面白がって個性に向き合っていきましょー!
すべての母ちゃんの今日が、心晴れ晴れでありますように。