見出し画像

4年生へ向けて②(特別支援クラスって?)

息子と私は悩んでいました。
とある日のこと、息子に「やっぱり特別支援クラス入る?」と聞いた私。
息子の様子が何やらおかしい。「どうしたの?」と聞いたところ、息子が小さな声で私に言いました。
「支援クラスに入ったら、誰にも相手にされなくなる。口も聞いてもらえない。って言われた・・・。」と。
言ったのは、例の3人組だそうだ。
相手にされなくなる理由は、気分を害するだけなのであえて書くのはやめますが。

我が家には鉄の掟がある。
息子が小さい頃から、私はずっと「見た目や特徴で人を判断してはいけない!それに対して心無いことを言うようなことがあれば、母は許しませぬぞ!」と。そして、どういうふうに接することができれば、1番ベストなのか、どんなお手伝いができるか、何度も話し合ってきました。
ということもあり、息子に尋ねました。

「〇〇も(息子の名前)あの3人組のように思うの?」と。
息子は「そうは思わないけど・・・。」と答えました。
ただ、そんなことを言うお友達がいたことにショックを受けたそうです。
正直、私もショックでした。というか、小学校3年生になるまで、学校や家庭でそれを考える機会がなかったのか?それともそんなことを家庭で親が言っているのか?
残念で仕方ありませんでしたが、これをまた良い機会として、息子といろいろと話をしました。
ということで、息子の心配事は解消。

次は私です。当時、本当に私は特別支援クラスの支援内容に対して、知識がまったくありませんでした。
「支援クラス=息子の居場所ができる」ということで、とても魅力的でしたが、学習面に対する心配が、かなりありました。

発達クリニックの先生から、特別支援クラスには「情緒学級」というものもあり、学習面に対する心配はないこと。また、同じ市内に住むIQ200以上のお子さん(他校)も、情緒学級に身を置き、さらに能力を伸ばせていること。などなど、適した環境にいるほうがメリットとなり得ることもある。という説明を受けました。ただ、息子の学校で情緒学級らしき教室を私は見かけたことがなく、情緒学級の有無について教頭先生に尋ねてみることにしました。

結果、息子の学年には情緒学級に属している子がいないとのことでした。
ですが、配慮をしていただけるとのことで、私は教頭先生を信頼していたので、4年生からは特別支援クラスのお世話になろうと決めました。

ただ、通級指導教室に通えなくなるのは、息子と私にとって寂しくもありました。息子には「通級指導教室に通いたくても、枠がいっぱいで通えなくて困っているお友達が他にもたくさんいると思うから、バトンタッチしよう。これで、困り事のあるお友達が1人でも減るといいよね。」と話しました。
(ほんとは通いたくても通えない子がゼロになるのが1番ですが)

すると息子が「そうだね^^」と快く受け入れてくれました。

通級指導の先生、M先生との別れ、小学3年生の息子にとっては本当に寂しかったと思います。
ちなみに、M先生は学校を辞めても、「いつでも連絡してきてね^^」と、住所と電話番号を教えてくださりました。
本当にありがたい!の一言につきます。

一時は、完全に居場所を失ってしまった息子にとって、M先生の存在は本当に大きなものとなりました。
M先生とのご縁に本当に感謝です!!

つづく


いいなと思ったら応援しよう!