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健康保険

健康保険の手続きは、一般的に複雑であるとされています。

その理由としては、、以下のようなものが挙げられます。


〇加入手続きと給付の申請手続きの両方があり、それぞれに必要な書類や手続きの流れが異なる


〇給付の種類によって、必要な書類や手続きの流れが異なる


〇手続きの期間内に行う必要がある

健康保険の手続きを自分で行うのが不安な場合は、社会保険労務士に依頼することをおすすめします。

社会保険労務士は、健康保険の専門家であり、手続きを代行したり、相談に応じたりすることができます。


健康保険は、病気やけが、またはそれによる休業、出産や死亡といった事態に備える公的な医療保険制度です。


健康保険の対象者は、以下のとおりです。

  • 会社員や公務員など、民間企業等に勤めている人とその家族

  • 自営業者やフリーランスなど、国民健康保険の適用事業所に属する事業主とその家族 等



健康保険の保険料

健康保険の保険料は、被保険者と事業主が折半して負担します。保険料の算定方法は、被保険者の標準報酬月額をもとに計算します。標準報酬月額は、被保険者の給与や賞与の額に応じて決定されます。


健康保険の給付

健康保険では、被保険者やその家族が病気やけがで医療機関を受診した場合、以下のような給付を受けることができます。

  • 療養費:医療機関で受診した費用の一部を支給

  • 入院費:入院した費用の一部を支給

  • 手術費:手術を受けた費用の一部を支給

  • 入院時の食事療養費:入院中の食事代を支給

  • 産科・婦人科の特定保険医療の給付:出産した費用の一部を支給

  • 出産育児一時金:出産した際に一時金として支給

  • 高額な医療費を支払ったとき

  • ご本人・ご家族がなくなったとき

  • 病気やけがで会社を休んだとき

  • 海外での急病で治療を受けたとき

  • 第三者行為の事故にあったとき

  • 会社を退職するとき(任意継続)



健康保険のしくみ

健康保険は、被保険者や事業主が納めた保険料を財源として運営されています。保険料は、被保険者の加入する健康保険組合や市町村に納付します。

健康保険組合は、被保険者や事業主から納められた保険料を、被保険者やその家族が医療機関を受診した場合の給付に充てます。また、健康保険の運営に関する事務や、被保険者やその家族の健康増進事業などを行っています。

市町村は、自営業者やフリーランスなど、国民健康保険の適用事業所に属する事業主とその家族の保険料を徴収し、給付を行っています。

健康保険のメリット

健康保険には、以下のメリットがあります。

  • 病気やけがの際に、医療費の負担を軽減できる

  • 出産や死亡といった事態に備えることができる


健康保険の注意点

健康保険には、以下の注意点があります。

  • 保険料を滞納すると、給付を受けられないことがある

  • 加入条件を満たさなくなった場合は、脱退となる


健康保険は、病気やけが、出産、死亡といった事態に備える重要な制度です。加入条件を満たす場合は、必ず加入するようにしましょう。

皆さんも健康保険の重要性と、社会保険労務士の必要性を、周囲の人々に伝えてみてください。

参考になれば幸いです。

社労士/労務管理コンサルタント
山下

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