#2: VALX代表の場合 【謝罪文読解】
謝罪文読解についてはこちらをご覧下さい。
元文書
ことの経緯
VALX GYMというジムで、月額費用が2,980円(税抜き)から5,478円に改定された
特に理由の記載がなくいきなり改定されたため、既存の会員含め混乱が生まれた
読解
それでは読んでいきたいと思います。
最初に謝るのは基本ですね。
と思ったら、何やらVALX GYMの成り立ちやその成果などについてつらつらと記載があります。第一印象としては「長い」です。本当にその文章いりますか?
もともと「低価格」を売りに出店し始めたジムだった旨記載がありましたね。そこを考えると
低価格にするなら人件費を抑えるしかなく、そのためには無人ジムにする必要があると考えていた
しかしながら、「VALXらしさ」を追求すると、どうしても有人スタッフ対応が必要
この二律背反に葛藤していたようです。この辺りは、経営者としての葛藤としてとても腑に落ちますね。
「え?」という感じです。低価格を売りにした出店だったことは変わらないはずです。それであれば、「低価格だから通うか」と思っていた既存会員は少なからずいたでしょう。それなのに、「通ってくださる会員様のために」と言われても、納得できる方は少ないのではないでしょうか。
ここは素直に「VALX GYMらしさを追求したかった。そのためには会費をやっぱ上げざるをえない。既存会員にとってはすまんけどメンゴ」とでも言ったほうが納得感あるのではないでしょうか。
それなのに、「通ってくださる会員様のために」と言ってしまうと、「既存会員の皆様が求めているから、価格上げるのは仕方ないよね」「経営者が価格上げたいわけではなく、あくまで会員のためだからな」みたいな考え方をしているように受け取られるのではないでしょうか。二律背反に苦しむのは仕方ない部分もあると思いますが、その苦しみを既存会員に転嫁している気がします。価格を上げるのはあくまで経営判断であり、ひいては経営者のエゴであると思うのですが・・・
Twitterの表示名はVALX代表でしたが、VALXはあくまでブランド名で、会社としては株式会社レバレッジのようですね。
総論
経営者は皆そうなのかもしれませんが、自分語りが好きなんだなと思いました。また、謝罪文であるはずなのに「あくまで会員のためだからね」とでも言いたいかのような押し付けがましいところはとてもマイナスですね。
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