【感想】Demon’s Souls(リメイク)

※ネタバレを含みます。閲覧は自己責任でお願いします。

 ソウルシリーズの原点となる作品。…の、リメイク作品。死んで覚えてまた挑戦して、を繰り返して進めて行くアクションRPG。かぼたん。

 リメイクかつ、PS5ローンチタイトルということで期待して待ってた作品。
 オリジナル版は数年前に途中までプレイしていたが、ある日はしごの上り下りモーションの遅さにキレて投げた思い出深いタイトルです。(はしごはキッカケ。心が折れてしまったのだ。てへ)

 PS5品薄で、やっとプレイできたのはリリースから約2年後?とかだったのでサーバーは過疎気味だったみたいですが、フロムゲーはオフライン専の自分には特に問題なかった。

 原作に非常に忠実にリメイクされていて、かつ、システムが不便だったところだけを今風に改善したという作りになっていた。すばらしい。こういうのが欲しかった!ありがとうございます。 
 オリジナル版を途中までやっていてそこそこ攻略法は分かっていたのでそれなりにサクサクプレイ。というか、そもそも初代というだけあって死にゲーとしての難易度は低め。最近のソウル系に慣れたプレイヤーなら、割と一騎当千感を味わえる。(※腐れ谷マップ以外な)
 モーションのもっさり感も無く、グラフィックは超進化していてフォトモードも捗る神ゲーに生まれ変わっておりました。
 オリジナル版では破壊されていた「北の巨人の要石」は、リメイク版でも変わらずそのまま。あの要石の先に行ってみたかった気持ちもあるけど、ひとつだけどうしようもなく壊れてしまっているものがあるというのも、あの世界観らしくて良いのでこれはこれで最適解なのかな。

 フラクチャーワールドなるフシギモードは、発想としては面白いけど実用性は謎。なぜ実装したし。息抜きに反転させてみても、攻撃操作と見た目が常に逆だし世界も逆だし奇妙を通り越して若干きもちわるい。あと陶貨26枚も集められないよおおお。
 まあ完全なるおまけ要素だし、こういう遊び心は大事だよね。

 キャラメイクは従来の自由度高すぎパラメータ式ではなく、パーツ選択をミックスしたようなシステムが採用されていました。おふざけがしにくくなった半面、美男美女が割と楽に作れるので個人的にはアリでした。とんでもねえ美人が作れたので、フォトモード起動しまくってましたよ…。エヘヘ
 キャラを眺めまくっていて気づいたのは、室内・地下と屋外では目の瞳孔サイズが変わる仕様になっていること。さすがに周囲の明るさに応じてリアルタイム変化というわけではないけれど、こういう細かいとこにちょっとした変化を付けようという職人意識が垣間見えた気がする。キャラはただのおもちゃではなくて、その世界では生きてるんだよって言われてるかのようなこだわりは大好きですわな。
 あと、自キャラに表情もつくようになってておもしろかった。フェイシャルモーションは共通データだと思うのでキャラメイクの時のイメージにはそぐわない表情になりがちなのは仕方ないけど、こういうのはどんどんやってかないとね。開発さんに感謝。
 
 大袋のトマスの顔もよく動くのわろた。お前はピクサーアニメから来たんか?役割はオリジナル版と変わらず、アイテムキーパーしてくれる。
 ユルトが円柱檻に入ってる絵面は正直ニコニコしちゃうよね。この檻に入れますよ(エレベーター)っていうのをプレイヤーに示すのも兼ねてるんだろうけど。どういう経緯であの中に嵌ったのかまじで詳細に知りたい。下に行こうとして入ったら故障して閉じ込められちゃったとかだとかわいい。だけどそれでも扉が中から開けられないのおかしくない????主人公は自分で開閉してましたが??ん?ユルトちゃん?
 
 それにしてもソウルシリーズはNPCがプレイヤーを呼ぶ時に「貴公」って言うの良いよなあ!!貴公…良い響きだねー。

 エンディングはどのルートでもちょっぴり切ない感じがあるのが好き。バッドエンドではないけど、ご都合主義には絶対しない世界観まじ好き。クリア後にエンドロールをぼんやり眺めながら、様々な運命を辿っていったNPCたちのことと、主人公のその後を考える時間が美味しいです。神ゲーだな。

 以上

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