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源泉徴収不交付の届出書を税務署に提出

この記事のポイント


①源泉徴収票不交付の届出書を提出するのは
職場を管轄している税務署にする

②源泉徴収票が必要な理由を用意しておく

③交付には早くても1ヶ月かかる覚悟が必要



早めに取り掛かる人は、そろそろ考えはじめている確定申告。
3月の提出間近になってから 書類が足りない!!
と焦ってしまうこともありますよね。

そうならないために、税務署が忙しくないこの時期に準備をはじめましょう。

確定申告に必須である"源泉徴収票"
PCやスマホ経由で確定申告をする際にも、提出はしなくてよいが、手元に用意するのが鉄則。
読み込むだけで完了するので手間も省ける。

そんな源泉徴収票。
フリーターやパートのみなさんは、12月末に社会保険料や扶養家族の有無などを記入し
職場が年末調整を行い、1月に交付されますよね。

ですが
年末調整以前に退職し、次の職場が12月までに決まらない場合
自分で確定申告を行わないと正しく所得税が計算されません。
多く払い過ぎていることが多々あります。
還付金申請をするという方も、この *源泉徴収票は必要です。

*給与所得の源泉徴収票のことです。


退職時の一般的な交付タイミングは、退職日から1ヶ月。

ですがこの記事を読んでくださっている方は
そんな一般的な対応をしてもらえる職場ではないと推察します。

まずは、
「職場に源泉徴収票を交付してください」
と、どんな方法でも良いので伝えましょう。

電話でもメールでもLINEでもOK
返信用封筒を添えて郵送で催促する方法もあるようです。

が!きちんと対応してくれない職場に1円だって払いたくない!そんな気持ち、とてもわかります。
わたしは普段シフトの連絡などをとっていた担当者にLINEで要件を伝えました。
案 の 定 既読無視されましたが、催促の記録も残るし、読んでいることもこちらにはわかったので、問題なし。

相手を威嚇するために
以下の文面をコピペして伝えると、効果は抜群。

所得税法によると退職後1ヶ月以内に源泉徴収票を交付しないと違法ですからね。


「所得税法226条の規定により、給与支払者はその年において支払いが確定した給与と所得税について、雇用している各従業員に対して源泉徴収票を交付しなければなりません。」


法律を盾に頑張りましょう!

この攻撃をもってしても、音沙汰なし、交付してくれない場合に

今回のテーマである
源泉徴収票不交付の届出書を税務署に提出する。

に行動を進めます。


税務署がわたしたちに代わって、源泉徴収票を交付するよう進言してくれる制度です。

もちろん料金はかかりません!ここ大事ですよね。

税務署まで足を運ばなくてはなりませんが
パソコンをお持ちであればe-taxで自宅から提出できます。
注:スマートフォンのe-taxからは2024年現在未対応です。

今回は税務署に直接提出した記録になります。

まずすることは
申請したい年の給与明細を用意すること
(提出は必須ではないので、なくてもOK)
これで給与の金額と源泉徴収額がわかります。

あとは
職場の情報を調べておくこと

住所や電話番号、代表者名、従業員数

そして、
過去に源泉徴収票の交付をどのようにお願いしているか

ここまできたら

以下の画像を参考に

国税庁サイトより引用

申請用紙に記入するだけです。

ここまできたらもう終わったも同然。


ちなみに国税庁のホームページによると、
申請用紙はダウンロードして印刷し、記入の上 提出してください。

となっていますが
この用紙、必ず税務署に置いてあります。
大抵入口すぐのところに。

もちろん記入するテーブルもあるので
現地で悩まないように、記入する内容さえ準備して行けば良いです。

そして届出書を受付に提出。
この際、給与明細を一緒に差し出すと、快くコピーをとってくれました。

わたしとしては原本を添付で良かったのですが、コピーをしてくださったのは棚ぼたの結果でした。

このあたりは受付の方が慣れていたからかも。

コピーする時間は、ものの1分程度
記入した内容をさらさら〜と確認されて

はい。受け付けました。
で終わりです。

税務署到着から提出完了まで、なんと10分もかかっていません!!
ちなみにわたしが行った日は8月上旬

ずっと気に掛かっていた問題が解決しそうで
帰り道は足取りが軽い軽い。

早くみなさんもこの気持ち味わってもらいたい!


ここまでの手順は、国税庁のホームページや個人ブログで公開している方がいらっしゃるので
知っているというみなさんも多いと思います。

が、その後はどうなるの?
交付されて万々歳?
それさえ無視されたら?

わたしもたくさん調べましたが全然情報がないんですよね。
なので、経験した内容を共有していきます!


届出書の提出、その後

提出した5日後に税務署より、電話がかかってきました。

担当者さんは
"申請した内容の確認"
だと言っていました。

そこで質問されたのが、
「源泉徴収票は何に使う予定ですか?」

確定申告のため

と伝えると、なんと!なんと!

確定申告には源泉徴収票は必要ありません。
税務署から職場に連絡を取ることになると、今後の関係が悪くなりますよ。

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