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作品を認定される為のコツとは?
(2024年10月加筆)
ありがたいことに
ポートレート専門審査制サイトPasha Styleさんでナビゲーター
(審査員的な役割)をさせて頂いております。
数々の著名なフォトグラファーの混じって大変恐縮なのですが、宜しくお願い致します。
さて、自分自身も投稿経験を含み
認定されやすい作品に必要なことは何かを独自目線で解説します。
前提とゴール
前提 :経験や主観を通して認定されるためのコツの解説
良い悪いの話ではない
あくまでもThom Yoshidaの視点での話
若干 中級以上向け
↓
ゴール : ご自身の作品が認定作品へ一歩でも近づく
1、実は、意識すべきこと
(コツだけ知りたい方は飛ばしてください。)
ただの写真ではなく作品になるには、
あなただけにしかできない何か付加価値がある製作物になるということです。
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なんかいきなり難しいこと言っている感じになりましたが
写真をそもそもアート的な視点で見たときに、付加価値がありそうかってことです。
何かの集合的な記念写真なら枠に必要なものが見れる範囲で綺麗に写っていればいいかと思います。
ただ、アート的な視点になった場合は
最低限の綺麗に撮る(レタッチする)事はスタートライン
だと思っています。そこにプラスして、あなただけの付加価値がついたものが作品となります。
では付加価値とは何かというと
「あなただけの表現」をするという事です。
あなたにしかできないことっていうと難しいように聞こえるのですが
要は「他との違い」です。
違いは比較でしか見つかりません。
一人旅に出て内観したところで何も見つかりません。
比較で必要なことは違いだけです。優劣をつけるということではありません。違いを知った上で、あなたが大切にしたいことに優先順位をつけて注力すれば良いです。
そして最初にやるべき事は
あなたの関わる範囲(撮影関連で¥でどこまでやるか)を決めることです。
例えば、撮影には撮影すること以外にも
・モデルさん選び
・衣装選び
・場所選び
・道具選び
・レタッチの色の作り方
などなど沢山やることがあります。
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人間は一人でできることは限られているので(特に限られた時間の場合)
自分がどこに集中するか決めた方がいいです。
2、具体的にあなたがやった方がいいこと
・その写真で伝えたいことを、1つだけ決める
1つしかできないならこのことだけやればいいかもしれません。
それくらい重要なことです。
人間は1枚の写真を見た時に多くても同時に3つくらいまでの要素しか認識できません。そして、目は2つですが、同時に見れるところは1箇所です。
なので、視線の誘導も考慮して
1番に魅せたいところ、2番目に魅せたいところを決めて置けると理想的です。
・選別をしっかりする
上記のことに続きますが、
自分のコンセプトに沿って、しっかり選別しましょう。
コンセプト=あなたがその作品で大切にしたいこと です
似たようなカットを投稿している場合がありますが
判断を委ねている段階で自分で考えていないので除外される可能性が高いです。
同じシチュエーション、同じ構図ならベストの1枚を提出することです。
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自分の場合だったら、コンセプト、テーマにあった動き、表情のものを最初にざっと選ぶ。次に、構図やバランスののいいもの。同じバリエーションの中で吟味して1枚にする、という流れです。
・レタッチの色味(トーン)を統一する。
写真はレタッチ込みで一つの作品です。
毎回、レタッチのテイストが最低限ベースを揃える事は必須です。
それはあなたの作品のコンセプトに依存するからです。
ベースの色のトーンを決めつつ、作品によって微調整しましょう。
・「タイトル」をきちんとつける
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タイトルって実は大切で、次の展開を想像させたりや作品の奥へ引き込む為のトリガーの役割を果たします。そして、作品とセットだからこそ相乗効果を発揮するものになります。
古い作品だと「無題」などが多く見られますが、
それは作品そのもの絵力があるので成立する話で
作品力も知名度も低い状態ではなかなか難しいものがあります。
自分の場合ですが 展示などする時は結構タイトルとステーツメント (説明文)に時間をかけます。物によっては1ヶ月くらいずっと考えている時もあります。(他の人がどうしているか知りません。)
それぞれの「言葉」には自分の中でなんとなくの色や形などのイメージがあるのでそれに合っているかを照らし合わせます。(この辺りもあとでノートにまとめます。)
見たままをタイトルにしてしまうのは安易です。
想像の余白を意識できると理想的です。
・提出前に「100%表示」でチェックする
「神は細部に宿る」ではないですが、最終版を100%でチェックすることをお勧めします。小さいと気付かないことも多々出てきます。大きくしてみた上で選択と集中です。
いらないものは排除する。
見せたい物に集中させるレタッチ。
四隅までしっかり見る。
・お互いの特徴を伸ばしてくれる人と組む
価値観が近かったり、強みを上手く伸ばせる人と組むことでクォリティは格段に上がります。1人ではできなかったことがチームだと実現可能です。
ポイントは、この人と組むのだからは120%の力でやらないと!という感じになる人と組むことです。
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・可能な限りフィードバックをもらう
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人間は失敗してこそ成長できる生き物です。早い段階で沢山失敗して方がより成長できます。また、自分で気づける改善点には限界があるので可能な限り客観的な意見を高い頻度でもらった方が成長スピードが上がります。
この時、自分のコンセプトと近い人にフィードバックをもらうとより穏やかな心情で進めることができると思います。
3、実は、やってはいけないこと
人に認められることをベースとしての活動やコンセプトを構築しない
悪循環にハマるパターンです。そりゃあ、人間ですからみんな「いいね」という承認が欲しいですし、いいねがつく写真はそれはそれで素敵です。
ただ仕事ではないので「いいね」がつくようなマーケティング的なことは必要ありません。
あなたの「作品」なので、あなたが感じていることが全てで一番大切です。軸が他人になった状態ではあなたの作品ではありません。
4、しかしながら、相性はある
ある世界では「間違い」だったことが 別の世界では正解になることが多々あります。
それは「間」=空間 が変われば求めらるものが「違う」からです。
なので、選ばれなかったからといって一喜一憂する必要はないと思っています。確かにすごい自分としては頑張ったのに認定されないと落ち込む気持ちすごく分かります。
でも、シンプルに相性が合うか合わないかそれだけです。
あなたの作品がダメとかそういう話ではないのです。
あなたの作品が認められやすい環境で勝負すればよいだけの話です。
総括
コツを何点が上げてみました。一つでも参考になれば幸いです。
素敵な作品を拝見することを楽しみにしております。
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ここまでご覧頂きありがとうございました。Thom Yoshidaでした。
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