データセンターバブル崩壊か?!「建つ前に売れる」異常事態で供給過剰?!
イブリースさんのブログ記事「レント(超過利潤)」があったと思う。超過利潤が発生するメカニズムは色々とある。イブリースさんが言及した通り、「親ガチャ」はその一例だ。豊富な資金力、政治家や企業経営の世襲、そしてインサイダー情報(情報の非対称性)だ。エリートの親は情報を豊富に持つので、子供に英才教育を与えられるのだ。さらに世襲までされたら一般人が勝つのはほぼ不可能だ。
他に、超過利潤が発生するのは、「圧倒的な供給不足」の場合だ。例えばITエンジニアなどは、人手不足で簡単に年収900-1000万円に到達できるようになってしまった。フリーランスであればリスクは伴うが、年収2000万円も可能だ(完全実力主義で年功ではなく、会社にピンハネされないからだ)。「ITエンジニアバブル」だといえる。
今、データセンターも、そのような状況だ。AIの爆発的な進化で、それを支えるためのデータセンターが急ピッチで建設されている。AIは、大量のコンピューティングが必要なので、そのリソースとしてデータセンターが必要なのだ。
だが、非常に危険な空気を私は感じている。定量的に分析したわけではないので、第六感だが。2000年頃のインターネットバブル崩壊と類似しているように思う。あの頃も、インターネット企業が隆盛し、どんどん期待が高まっていた。だが、ある日、バブルは崩壊した。
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