活躍する(成功する、お金儲けできる)閾値の問題

実は、能力やスキルは、ある一定の閾値(いきち、しきいち)を超えないと、全く活躍できない(仕事にならない)ことが多い。

例えば、学校の体育で短距離走やサッカーが得意という程度では、スポーツ選手にはなれない。スポーツ選手になろうと思ったら、その競技で全国100番以内に入る覚悟が必要だ。途方もない努力と才能が必要だ。

しかし、大学の場合は、日東駒専や底辺地方国公立でもビジネスパーソンや公務員として活躍できる。これならば、だいたい同世代人口の上位30〜25パーセントでOKなのだ。スポーツよりも勉強を頑張ったほうが得であり、多くの親御さんたちが子供に勉強させるのは、これが理由だ。もちろん、東証プライムなどの一流企業となるとMARCH関関同立や中堅以上の国公立でないと厳しいが、それでも同世代人口の上位10パーセントくらいだろう。スポーツ選手よりは遥かに簡単なのだ。

科目ごとにもいえて、英語の閾値は低め(仕事で話せればOK)だが、数学の閾値はかなり高めだ(AIエンジニアやデータサイエンティストのレベルが求められる)。

ちなみに、逆もしかりだ。ある閾値を超えてしまうと、就職活動でほとんど差がつかなくなる。そのラインは、地底と早慶の上位層ではないかと思われる。地底と早慶の優秀層であれば、東大京大に就活で勝つことも可能であると思われる。地底には、猛勉強すれば東大に行けるのに、最初から地底で構わないと思う人もいるので、実は上位層の学力はかなり高い。早慶も、中学から入学した層や東大落ちの学力はかなり高い。

そのため、東大京大は、実はコスパ・タイパが悪いのではないかと言われることもある。もちろん、戦略コンサルなどは東大京大が有利だが、そんな企業は少ししかない。

頭脳を十分に活かす方法は、インフルエンサーだと思う。noteの人気ブロガーは東大卒など高学歴が多いし、ユーチューバーも、河野玄斗やコバショーなど、東大卒が活躍している。東大京大卒の人は、副業で仮面ユーチューバーをやるのも良いかもしれない。

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