男性差別?男性のほうが弱者?という主張は正しいか?

「男性こそ弱者」論のうねり 分断と対立を広げる危険も:日本経済新聞

いまや男性こそ差別される弱者だ――。2024年、こうした「男性差別論」が急速に目立ち始めた。

夏、大手焼き肉チェーンの女性半額キャンペーンに「男性差別だ」との非難が起きた。ハラスメント問題などで講師を務める女性が「男性の汗臭さが苦手。こまめにシャワーを」とSNSに投稿し批判され、事務所を解雇される出来事もあった。

日本経済新聞

「弱者男性」という言葉もある。この日本経済新聞で紹介されているものだけではなく、世の中の男性の「怒り」は相当なものだ。例えば、有名プロゲーマーのたぬかな氏が「身長が低い男性には人権が無い」と発言したところ、抗議がうねりとなり、解雇された。身長が低い女性は「かわいい」となる場合もあるが、身長が低い男性は救いようがなくモテないため、コンプレックスを刺激してしまったのだと推測する。「ルッキズム」という容姿優先の発言であったことも問題だ。

世の中の男性の怒りが爆発する背景には、女性の人権擁護の団体はあるが、男性の人権擁護の団体は無いことだ。そして「男性は強くあれ」「男は黙って我慢しろ」という風潮だってある。自殺件数も男性のほうが多い。ホームレスも男性のほうが多い。統計データは各自Googleで見つけてほしい。

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