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アメリカ自動車販売台数の波(サイクル)
テレビ東京の「モーニングサテライト」によると、アメリカの自動車販売台数には波があるようだ。リーマンショックで急激に落ち込んだあとは、逆に反動で大きく回復し、2016年がピークになる。その後は軟調に推移していたが、2023年頃から再び成長軌道になっている。2016年の頃のピークよりもまだ少ない販売台数であるため、自動車販売台数はあと1〜2年は増加すると私は読む。
こうなると、アメリカ市場でシェアが比較的高い、トヨタ自動車やGMなどの株は買いではないかと予測できる。トランプ大統領はEV支援をやめる上に関税を引き上げるため、BYDなどは販売台数が伸びないだろう。テスラはどうなるのか分からない。マスク氏が政府にいるため、何らかの利益誘導があってもおかしくはない(本来はあってはならないことだが)。
ただし、景気や相場は急変することもある。何があるかは分からない。予想通りに2026年くらいまでは自動車販売台数が伸びるのがメインシナリオだとは思うが。クレジットカードローンの90日以上延滞率が11.1%に上昇し、高水準に達していることは気がかりだ。それだけ、庶民の消費にはブレーキがかかりやすくなっている。トランプ大統領が何らかの減税など景気刺激策をとれば良いかもしれないが、その場合は今度はインフレ警戒が必要になってしまうだろう。
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