立花孝志氏(NHK党)は、軍師・サポートが得意?兵庫県知事選
まさかまさかの、大逆転だった。兵庫県知事選で、斎藤元彦前知事が勝利したことだ。下馬評では、パワハラや「おねだり」により、斎藤元彦前知事は不利、前尼崎市長の稲村和美氏が有利とみられていた。兵庫県内の多くの首長らも、稲村和美氏の支持を表明していた。
この逆転の要因の一つに、NHK党の立花孝志氏の活動が挙げられる。立花氏は、斎藤氏を応援するために兵庫県知事選に立候補した。そこから、風向きは変わったらしい。立花氏は、パワハラ、おねだりだけではなく、斎藤氏が在職中にどのような実績があったのか、そして、マスコミ報道に嘘があるのではないか、などを主張した。それに呼応するように、斎藤氏の支持者たちは、SNSで次々と動画をアップロードした。
マスコミの敗北である。私個人は、パワハラはあったと推測している。理由は、百条委の調査でもパワハラの事実が認められたからだ。多くの公務員も、パワハラの事実を認めており、斎藤氏が知事を辞める時も、花束や見送りの儀式はなかった。これが全てだろう。パワハラする人に対する公務員の正直な気持ちが表れている。
だが、必ずしも事実が信じられるとは限らない。アメリカでも、Qアノン、ディープステートなどのくだらない陰謀論が信じられている。
この背景には、マスコミ不信があると思う。
さて、本題だ。立花氏は、NHK、そして他のマスコミも含めて、恨んでいる。だから、斎藤氏を支援したのだと思う。立花氏は、大型の選挙での勝利実績は少ない。だが、斎藤氏を支援し、見事当選させた。立花氏は、軍師や支援のほうが得意なのかもしれない。そうした意味で、政治家女子48は良かったのかもしれない。しかし、代表の大津綾香氏と対立してしまった。
憶測にはなるが、立花氏は、短期決戦は強いが、長期のマネジメントはそれほど得意ではないのかもしれない。そのため、創設した党が内部分裂してしまった。今後は、誰かを支援する軍師に徹したほうが、活躍できるのかもしれない。