会社員の弱点は、会社の看板がないと何もできないこと

会社員というのは、会社の看板がないと何もできない。三菱商事は超高年収だが、会社を辞めたらただの人である。総合商社の強みは資源・エネルギーの権益と、多くのビジネスへ投資してプロジェクトをまわせることだ。辞めた人間は商社のプロジェクトには関われない。

何も、商社に限らない。戦略系や総合系コンサルも、辞めたらただの人だ。フリーランスでコンサルをやることは可能なので、総合商社よりはマシかもしれないが、パフォーマンスが低いとすぐに切られる厳しい世界だ。

結局、「三菱商事」や「アクセンチュア」といった看板がないと何もできない。そして、入社する時も「東大」「一橋大」「早慶」などの看板を使っている。一流大学卒業のエリートビジネスパーソンも、しょせん、看板に依存しているだけなのだ。
※ちなみに、政治家もそうだ。議席があれば超エリートだが、落選したらただのオジサン・オバサンだ。

船井電機の社員の方は、今、大変な状況にある。心より、次の仕事がいち早く見つかることをお祈りする。

私も、会社を定年退職したら、いったい私に何が残るのか?不安で仕方がない。おそらく、今のままでは何も残らない。政府が年金を減らしてくることを予想すれば、暗い未来予想になってしまうのだ。

私は、士業や医師にコンプレックスがある。だが、ただコンプレックスがあるだけよりは、資格をとればいい。だから、US CPAの勉強を始めた。予想よりも難しく、苦戦しているが、何としても合格したい。

監査法人は人手不足だし、会計監査以外の仕事も多い。日本経済新聞によれば、IPO案件が増えているらしい。海外スタートアップの上場も誘致するらしいし、US GAAP利用企業も増えるかもしれない。

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トーマス・レッド(高学歴発達障害・転職王・ITコンサルタント・アマチュア小説家)
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