成功するには「未来への解像度」(シミュレーション)が必要!

人生で成功するためには、未来への解像度(シミュレーション)が必要だ。どれだけ精緻に未来を予測し、今までの予測とは異なる情報を得たら予測を修正してさらに精緻化する。この繰り返しだ。

これは、大学受験、就職、出世、起業、老後など、色々な分野でいえることだ。

「未来なんて予測できない」と思うかもしれない。しかし、過去のデータの積み重ねである程度は予測可能だ。例えば、受験であれば、偏差値というものがある。私立大学の早慶であれば、河合塾全統模試の偏差値が3教科で70あればだいたい合格可能だ。あとは過去問だ。過去問から大きく逸脱した問題は、出さないことが多い。受験生から警戒されるし、そもそも大学側は「合格させたいタイプ」を考えて問題を作成するため、いきなり方針が変わるとは考えにくいためだ。例えば東大文科の場合、多くの科目に対応できて、暗記ではなく論述ができる学生を求めている。大学ごとに期待できる年収も公開されている。一流大学の場合、年収800万円〜1100万円くらいが相場だろう。

就職も同じだ。過去のエントリーシート、面接で聞かれる質問、過去の内定者の志望動機は、インターネットや就職対策本に掲載されている。各企業の財務諸表や年収も公開されている。これで、就職先でどのようなライフプランになるかはある程度までは予測できる。

出世は、その企業の役員をみれば良いだろう。どのような経歴かをみれば良い。あとは、OPENWORKなどのキャリア解説のWEBをみれば良い。社風・企業文化などもわかる。

あとは、トレンドに対してアンテナをはることだ。最近だとAIやジョブ型雇用だ。いきなり、このトレンドが変わることは考えにくい。このトレンドだと、どのような未来になるかを予測するのだ。

人生で成功できない人は「長時間勉強すれば合格するだろう」「一流大学に進学すれば安泰だろう」などと、根拠の無い楽観性が目立つ。根拠・データを元に予測しなければならないのだ。

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