史上最年少で税理士試験5科目合格!中卒後専門学校で学んだ女性!(毎日新聞より)
この女性は17歳(高等専修学校の2年生)で税理士に合格している。
一流大学卒業生でも、文系の場合は「何も専門スキルが無い」人は多い。私自身もそうだった。多少はマクロ経済学・ミクロ経済学・経済統計の知識はあったものの、「仕事で使える」レベルではなかった。
大学を、「純粋学問コース」と「専門職業コース」に分けて、今までの大学と専門学校を足して2で割ったものにしたほうが良いかもしれない。そうでないと、一流大学卒業なのに「仕事ができない」人がこれからも量産されてしまう。ジョブ型雇用になればなおさらだ。そのような「若手のうちは使えない人材」になるよりは、この女性のように専修学校で公認会計士や税理士の資格をとったほうが良いかもしれない。日本が年功序列なのは「20代のうちはほとんどの人のスキルレベルが低い」からだろう。18歳時点での会計・税の知識では、この女性は日本トップレベルだろう。しかし、東大卒だと22歳でも大半はこの女性のレベルに達しないだろう。
ただ、もちろん、専門性を絞ることにデメリットもある。基本的な理科や地理・歴史を知らないので、教養面での不安はある。だが、普段の仕事で教養が役に立つことは少ない。新聞でも読んでいれば必要な教養は多少はリカバリーできるだろう。もしくは、税理士をとってから慶應通信で学位(文系のみ)をとっても良いだろう。