史上最年少で税理士試験5科目合格!中卒後専門学校で学んだ女性!(毎日新聞より)

 ――18歳で税理士試験5科目合格は66年ぶりだそうです。そこまでの道のりは。

 ◆まずは1年の11月、16歳で日商簿記1級に合格しました。2年から挑む税理士試験は、全11科目のうち必須の会計2科目と、選択必須科目の法人税法などを含む3科目の計5科目で合格となります。

 法人税法を学び始めて、「法律ってこういうものなんだ」という好奇心がモチベーションになりました。200ページ近くある理論集を試験のために暗記するだけではなく、そこに書かれていないことまで気になり、条文を参照して自作のノートにまとめていました。

 2年の夏に必須会計2科目と法人税法の3科目を受験し、無事合格しました。特に法人税法は自信がなかったので、跳びはねて喜びました。

 翌年の夏に所得税法と相続税法の2科目で合格しました。先日合格通知書を受け取り、3年間の勉強の成果が出たことにほっとしました。

毎日新聞

この女性は17歳(高等専修学校の2年生)で税理士に合格している。

一流大学卒業生でも、文系の場合は「何も専門スキルが無い」人は多い。私自身もそうだった。多少はマクロ経済学・ミクロ経済学・経済統計の知識はあったものの、「仕事で使える」レベルではなかった。

大学を、「純粋学問コース」と「専門職業コース」に分けて、今までの大学と専門学校を足して2で割ったものにしたほうが良いかもしれない。そうでないと、一流大学卒業なのに「仕事ができない」人がこれからも量産されてしまう。ジョブ型雇用になればなおさらだ。そのような「若手のうちは使えない人材」になるよりは、この女性のように専修学校で公認会計士や税理士の資格をとったほうが良いかもしれない。日本が年功序列なのは「20代のうちはほとんどの人のスキルレベルが低い」からだろう。18歳時点での会計・税の知識では、この女性は日本トップレベルだろう。しかし、東大卒だと22歳でも大半はこの女性のレベルに達しないだろう。

ただ、もちろん、専門性を絞ることにデメリットもある。基本的な理科や地理・歴史を知らないので、教養面での不安はある。だが、普段の仕事で教養が役に立つことは少ない。新聞でも読んでいれば必要な教養は多少はリカバリーできるだろう。もしくは、税理士をとってから慶應通信で学位(文系のみ)をとっても良いだろう。

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