-虚構と現実の間に-
本日は、宇都宮美術館にて、「蜷川実花展ー虚構と現実の間にー」を観てきました。
ここの美術館は、過去には、クリムト展やエドワード・ゴーリー展などを観にきました。
とても好きな作家さんを取り上げてくれるので、素敵な美術館です。
いつもこの入口のポップを撮影したくて、受付で「撮影は大丈夫ですか?」と聞いてしまう。
多少、撮影許可のある作品もあるらしい。
このホールや建物の構造も、少しだけ覚えてきたかもしれない。
蜷川実花さんって名前につられて観に来たのだけど、あまりよくわかっていない。
撮影許可のある作品では、この、部屋をそのまま利用した「桜」という作品が一番よかった。
主には、このように、写真が点在していたり。
全編を通して、一番好きだったのは、会場の奥で、おそらく蜷川さんのいちおしの作品だと思われる「PLANT A TREE」という作品。
作品としての虚構の空間ではあるけど、宇宙空間のような、どこかの異国の地のような、そういう虚構の空間が、だけど、現実にあるものとしてここに存在している、そして、わたしは今その中にいる。
そういう作品でした。
現代アートが好きな方は、きっと好きそうな気がします。
ここの空間だけは、写真というより、アート空間でした。
自然の多い外観なので、人は多くても、割と歩きやすいです。
帰り道は、とても強い雨で、帰れるのかわたしは、的な感じになっておりました。
わたしの存在は多くの人にとっては、虚構のものかもしれないし、周りの人にとっては、現実のものかもしれない。
そんなことを、帰宅して今は考えております。
それでは、静かな日曜の夜を、穏やかにお過ごしください。
ではまた、雨のあがった星くずの夜に。