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帝国主義から天国主義へ
トランプさんのアメリカ - YouTube
「大米帝国主義」でしょうか?ホロコーストの反省姿勢をとってきたドイツも、右傾化しているようですが、世界中が自国優先主義となり、ナショナリズムの表象を掲げている気がします。 帝国主義の繁栄は、植民地支配の奴隷的労働、奉献に支えられてきましたから、今後の植民地はどこになるのか? これを解決するために、ヴァーチャル・ランドを早急に構築して、「皇帝」たちの主観を満足させてしまう必要があると思います。プラトンが『国家』で抱いた理想国家の君主である「哲人」、即ち、真に民主的で民の為を思う君主が登場するまで、何とか「人間的君主」の「皇帝」たちの暴走を抑えたいです。
『旧約』の人間的家族・一族・部族・民族を中心とする主義を超克しようとメッセージを示した、『新約』の「主」は、「天の国では多くの(一人一人に)住い家がある。私はそれを整えにいく」としました。「野の百合、空の鳥は紡ぎも働きもしないが、生かされる。明日(自然)は明日が考える」とし、葡萄園の労働の譬えで、人間的労働対価でなく、今で言うベーシックインカムとして、一日1デナリオンの生活費を、天(自然)の父(エネルゲイア・完全現実態)が与えてくれると主張しました。生産と分配について『新約』的原始共産制を、それを下敷きにしたトマス・モア『ユートピア』、さらにそれを下敷きにしたカール・マルクス『資本論』へと示したとされます。
宇宙自然の大きな流れの中で、情報展開過程が、エネルギーの情報化として、即ちエントロピー増大の表裏現象で自己組織化のネゲントロピーが展開し、その過程のある過渡期に、人間の「分子担体情報」と「電子担体情報」との変換が、位置付けられている気がしてなりません。『新約』の「復活」とは、それを表象している気がします。